今欲しいのはStableDiffusionの
FirstUPDATE2022.11.4
@Scribble #Scribble2022 #電脳 #AI #音楽 単ページ StableDiffusion 著作権 引用 AIコンポーザー

えと、先日っつっても結構前だけどStableDiffusionのことを書いたのですが、ま、こういうAIをね、何も絵師だけに限るのはもったいないんじゃないか、と。

今はStableDiffusionにしろNovelAIですか、は流行なので「こんな絵が出来ました!」ってレベルに留まっているけど、んでアタシも実際StableDiffusionで作成した画像を貼っつけたひしたけど、これはそう遠くない先に飽きられる。つかもう飽きられはじめています。
じゃあ需要がなくなるのかというと、そんなことはない。たぶんAI絵師が描いたものは「もっとも手軽で安全な著作権フリーの画像」として活用されていくはずです。

さて、これも以前書きましたが著作権の扱いってのはマジで厄介で、本当は文章だけでなく画像も引用が認められているのです。
で、さらに言えば音楽も映像も、ちゃんと<引用>というルールが適用される。つまりあくまで<引用>の範疇であれば著作権者に無許可で自由に音楽も映像も利用することが出来るのです。
しかし、このルールを知らない人もいっぱいいるし、そういうルールがあるってのを知ってたとしても、実際どこからどこまでが引用として認められるのか厳密にわかってる人はほとんどいない。
そうなると「ブラックに果てしなく近いグレーを覚悟で利用する」みたいになるしかないわけで。

いやね、画像ってのは、もう最悪、StableDiffusionなんかに頼らなくてもそれなりに「著作権的に問題のない」ものは作ることは出来る。
ただ、音楽や映像になるとそうはいかない。音楽をイチから作るとなると相当の知識と能力がないと無理だし、映像もアニメーションになると、手間のレベルがハンパではない。
だからね、いずれはAI絵師よりも「AIコンポーザー」とか「AIアニメーター」のが需要が高まると思うし、今現在でもそっちのが需要が高いはずです。
ま、現時点のAI技術で可能かどうかは知らないけど。

今回は音楽に絞って書きますが、ざっくり「音楽に詳しい」と言ってもふた通りあると思う。
ひとつが「音符に詳しい人」、もうひとつが「完成されたものに詳しい人」です。
音符に詳しい、なんてざっくりしすぎだけど、要するに「自ら音楽を制作する能力がある人」です。
当然フルスコアが書けるだけの能力がないと難しいわけで、では後者、つまり「古今東西の様々な音楽について知識がある人」はいくら同じ「音楽に詳しい」人間だったとしても「イチから音楽を作ることは出来なかった」のです。

アタシはね、もし「AIコンポーザー」なるものが誕生したら、下手したら後者の人の方が面白い音楽が作れるのではないかと思っているのです。
それこそStableDiffusionのようにキーワードやプロンプトを入力していくことで曲を完成させていく。
とりあえず完成した曲に「もう少しメロウな感じで」なんていう、非常に曖昧な言い回しでキーワードを足していけばAIがどんどんイメージに近い楽曲を練り込んでくれる、みたいな。

これなら音符的知識皆無でも、具体的に「こんな曲を作りたい!」というイマジネーションが明確であればあるほど、完成度の高い楽曲を作ることが出来る。
しかも、当然のことながら著作権的な引っ掛かりが何もない完全にクリアなサウンドを、YouTubeだろうが他の動画サイトだろうが誰にも遠慮することなく、BANされるかも、とビクビクせずに自由に利用することが出来るのです。

たぶんあと数年のうちにそういう時代が来るだろうし、そうなればより「何がを発信する」ことがストレスフリーになると思うんだけどね。







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