鶏の胸肉ブームでやんす
FirstUPDATE2022.11.1
@Scribble #Scribble2022 #マイブーム #食べ物 単ページ 鶏肉 胸肉 パサパサ しっとり コーティング 薄く切る

いやぁ、これは完全にブームを逸脱していて<定着>レベルなんだけど、マジで鶏のモモ肉を買わなくなったって話でして。

しつこいですが、アタシもかなりのオッサンです。
だからどうしても「こってりモモ肉よりもさっぱり胸肉のがいいんだろ」と思われるかもしれないんだけも、これはもしかしたら反対なのかもしれない。
もちろん値段的にも胸肉のが優勢で、これだけ物価が爆上がりの最中ってことならば、そりゃお財布に優しい胸肉ってのもゼロではないんですが。

胸肉というと一般には「パサパサ」とイメージです。
しかしこれは本当に調理法次第で、しっかり調理したら、下手したらモモ肉よりも「しっとり」仕上げることが出来るし、胸肉のがより「肉々しい」感じになるんです。

胸肉をパサパサにしない方法、それは「火を通しすぎない」ことにつきます。だからなるべく薄めに切る。短時間の調理で火が通るようになるのでパサパサになりづらいわけです。
厚く切りたい場合は、とにかくあらかじめ胸肉に含まれている水分(≒旨み)を逃さないようにしたいので、軽く片栗粉か小麦粉でコーティングしてやる。これだけでずいぶん水分が抜けづらくなって仕上がりが「しっとり」になるんです。

ま、当たり前だけど、どう考えても胸肉のが淡白な味なのですが、これ、考えようによっては「自由自在に味を調整出来る」ってことです。
モモ肉ってのは良くも悪くも鶏の味が強い。だから結構濃い味付けにしても結局<鶏>ってのが全面に出てきてしまいすぎる。
しかし胸肉は淡白だけど鶏の旨みが皆無というほどではない。だからわりと繊細に「鶏の旨みを活かしながら和風や中華風にする」なんてことが出来るんです。
やりようによってはモモ肉よりも「こってり」させることも出来るし、とにかく味付けの幅が広いっつーか。

んで、これは物価とも関係あるんだけど、海外産の安いモモ肉を買うくらいなら国産の胸肉のが絶対に美味い。しかも値段も国産の胸肉の方が安いし。
海外産のモモ肉なんかマジで「一応鶏肉」ってレベルだもん。あんなのを食うくらいなら桜島鶏の胸肉のが圧倒的に美味しいですよ。
ただ、ここまで書いたように、胸肉は味付けの幅が広いけどパサパサにさせないようには気を配らなければならないのは事実です。
でもこれだって「薄く切る」か「片栗粉か小麦粉でコーティングしてから」ってだけだから方法さえわかっていればたいして手間じゃないしさ。

ってここまで読んでもらったらわかると思うけど、アタシは胸肉はヘルシーだから!なんてまったく思ってない。
胸肉のポテンシャルを引き出してやるために、揚げる、もしくは揚げ焼きを多用しているくらいで、むしろモモ肉よりも油ドバドバなんですよね。
実際煮込む系に胸肉を使う場合も揚げ、もしくは揚げ焼きしたものを煮込み先に投入した方が美味いんです。

しかしなぁ、もう50代半ばなのに、まったく「あっさり」に心が動かないのは、マジでどうなんでしょうかねぇ。







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