えと、何か知らんけど阪神がCSファーストステージを勝ち抜いたのですが、Twitterでも書いたように、とくに今年のCSなんて勝ち負けはどうでもいい、ただ負けると試合が見れなくなって退屈なので勝って欲しいってだけで。
何でも今年で、セントラルリーグに限るなら7年連続で、ファーストステージでは3位のチームが勝ち上がってるらしい。
まァね、そのうち大半は、いや大半は言い過ぎだけどかなりの回数に阪神が2位で絡んでるので、つまりただたんに阪神がCSっつーか短期決戦に弱いだけかもしれないけど、何となく、2位より3位の方が精神的に有利なのはわかるんですよ。
とくに今年のように、優勝と2位が早々に盤石になって3位争いだけが熾烈、しかも3位以下は全部借金持ちってな場合、その傾向が強くなる気がするわけで。
今年の阪神なんかもう本当にそうで、さらに阪神の場合は矢野の退陣も決まっている。
こうなると阪神は何も失うものはない。いわば完全に捨て身なわけで、正直捨て身ほど相手にとって怖いものはないですからね。
もう一度しつこく言いますが、アタシは阪神がCSで勝ち上がったこと自体はどうでもいいんです。マジで「これであと最低3試合は阪神の試合が見れるな」と思うだけで。
だからファイナルステージでヤクルトに勝とうが負けようがたいした問題ではないし、そういう意味ではアタシも捨て身っつーか、実際そこまで熱を入れて試合を見ているわけではない。
それはね、やっぱり、結局は3位だから、だと思うんですよ。
DeNAはゲーム差こそあれ、ヤクルトが落ちてきたこともあって一応は「優勝の可能性」は結構最後の方までゼロではなかったわけです。そして3位以下とは大差をつけていたので、感覚的には「負けて2位」だったと思う。というか去年の阪神がまさにそれでしたから。
一方阪神はというと、最後の最後で競り勝って何とか3位まで順位を上げた。これはいわば「勝って3位」ということになる。
誰だったか、オリンピックで「勝って銅、負けて銀」という発言をした人がいたけど、本当なら銅よりも銀のが価値があるはずなんです。なのに対戦競技に限れば、銅は「掴み取った」メダルで、「掴み損ねた」メダルというイメージになってしまう。
オリンピックでは銀メダルの選手と銅メダルの選手があらためて対戦することはない。その時点で確定している。
しかしもし仮に、銀メダリストと銅メダリストがすぐさま対戦したら、勢いのある銅メダリストが勝つ可能性のが高いんじゃないかと思うんですよ。
CSの場合、まさに「あらためて対戦」するわけで、今年のDeNA対阪神戦はまさにそれが如実に出たような気がする。
下馬評は横浜スタジアムで滅法強く、また今年に限っては阪神戦に勝ち越しているDeNA圧倒的有利だった。
しかし、ほぼほぼ順位が確定して以降はずっと消化試合だったDeNAが、最後まで順位を争っていた(ラスト1試合を除いて消化試合のなかった)阪神の勢いと捨て身戦法に押し切られた、みたいになった。
昨日の試合なんかまさに<捨て身>だからこその戦法で、岩崎やケラーを使わず西純矢を使ったり、最後湯浅にすべてを任せたり、なんて、<捨て身>でなければあそこまでシーズンと違う起用法は出来ないですからね。
まあ、アタシとしては何でもいいんですよ。とにかく阪神の試合が見られたら。万が一日本シリーズに出たとしてもリーグ優勝してない限り熱い気持ちになれないってのは2014年に体験したからね。
ただひとつだけ、もし阪神が日本シリーズに行って欲しい理由があるとするなら「借金持ちのチームが日本シリーズに出るなんておかしい!」ってなってくれたらいいなと。
それくらいアタシはガチガチのCS不要論者ですから。