プレーヤーとエディターという考え方
FirstUPDATE2022.9.13
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それこそ断捨離でもしない限り、パソコン歴が長くなるほど「ほとんど起動さえさせないけど今でもちゃんと動くし、ブラウジングや動画を見る程度なら普通に使える」マシンが死蔵されていくと思うわけで。

ま、これはスマホにも同じことが言えるんだけど、新しいPCなりスマホを買ってね、すぐに直前まで使ってたマシンを売るなり廃棄するなり、つまり処分する人はどれくらいいるのだろうか。
普通は直前まで使っていたものは「新しく買ったものが壊れた&不調な時用の予備機」としてとっておくと思うし、となると処分されるのは前の前に使っていた、いわば先々代のメインマシンってことになるんじゃないかと。

しかし世の中モノグサな人間は多いわけで、というか何よりアタシ自身がそうでして、先々代どころか10年以上前に使っていたものさえ家にあったりする。
でね、そういうのを眺めるたびに思うのですよ。

「用途を限定することで再利用出来ないか」

と。
でも、まあ、上手くいかない。上手くいかない理由は様々すぎて書き並べるようなことはしないけど、ま、やっぱダメだな、としまい込む。
ああ、ここがいけないんだ。ここで「処分すっか」ってなってりゃこんなことにならないのに!
それはともかく、唯一の再利用成功例が先日書いた2012年製iPadで、その時アタシは「姪っ子とFaceTimeする用と風呂で動画を見る用」と書いたけど、こないだあまりにもFaceTimeが不便なのでSkypeに変更してもらいました。
つまり現今、骨董iPadは風呂で動画を見る時しか使ってないんだけど、それでも十分「再利用成功例」なんです。
つまり他はそれ以下という。

まず、そもそも「複数のPCを用途で使い分ける」ってのが、実は相当難しいんです。
すべて最新スペックで、しかもひとつはデスクトップ機、ひとつはゲーミングノートPC、ひとつはタブレット、ひとつはUMPCだったとしても、実際に用途によって使い分けが出来る人は限られていると思う。
仮にクラウドストレージを使おうともデータの管理はマシンの数が増えれば増えるほど煩雑になるし、完全に用途を限定してしまうと「ああそっか、こっちのマシンにはあのソフトウェアが入ってないんだ!」なんてことになりやすい。
気がついたら結局全マシン同じような構成にして、用途別?ああ、そんなこと言ってたなぁ、なんてことになってしまうと。

もしひとつだけ方法があるとするなら、細かい用途で分けるのではなく、ざっくりと「プレーヤー」と「エディター」に分けてしまうって方法があります。
ま、これではわかりづらいかもしれませんがプレーヤーとは「コンテンツを消費するためのマシン」であり、エディターとは「何かを生産するためのマシン」という意味です。
生産、なんて言っちゃうと「仕事用?」と思われそうだけど、別に仕事じゃなくてもアタシのように趣味でプログラミングをしたりするのも含まれます。
先日「ブラウザをランチャー代わりに使おう」みたいなエントリを書いたけど、あれも結局は「プレーヤーとして使うには」を考えた結果です。
ただ個人的な感覚では、デスクトップ機は完全にプレーヤーとエディターに分けてもいいと思うけど、ノートPCなどのモバイル機器にかんしてはある程度<両刀>の方が良いように思う。

いやね、それこそAndroidあたりを搭載した、全面的にカスタマイズ可能なプレーヤー、と呼べるようなのが登場してもいいと思うんだけど、プレーヤーに特化したマシンってカスタマイズ性が皆無なのよね。
となると結局は自分で何とかするしかないんだけどさ。







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