濃さで勝負
FirstUPDATE2022.9.7
@Scribble #Scribble2022 #ゲーム 単ページ 越中大門駅 CG サービスエリア 空港 #YouTube #オタク/マニア #施設 #映画 動画アリ

結構前になるんですが、日本の某駅をモデルとしたデモCGがYouTubeにアップされて、それなりに話題になったりしました。

もうご覧になった方も多いだろうけど、見たことがないよってな人はまずは見てもらないと話にならないのでリンクを貼っつけておきます。

初見、何の知識もなければ下手したら「これ、実写動画だよね?」と思ってもおかしくない、相当練り込まれたCGです。
正直、ああもう、ここまで出来るんだ、と感嘆した反面、ではこれをゲームとして成立させようと思ったらいったいどれくらいのカネがかかるんだろ、とも思った。
先のCGってほとんどカメラは動いてないんですよ。ちょっとパンしたりするくらいでカメラ位置はほぼ動いていない。
だからこそ、徹底的に作り込めたんだと思う。つまりモデリングした場所が少ないので細部に凝れたと。

何しろアタシは最近のゲームは知らないからね。だから実際どうなってるのかわからないまま書いてしまうんだけど、この手の3Dゲームってアタシから言わせたら「広すぎる」と思うんですよ。
予算なんか限られているんだから広大なマップを用意するとなるとどうしても<薄味>にするしかない。つまり細部を作り込めない。
でも先のCGのように、とにかく場所っつーか動き回れる範囲を限定したら、限られた予算内でも相当<濃味>に出来るような。

ま、さすがにゲームとしては先のCGでは狭すぎるけど、でも駅構内全体、とかならゲームとしての世界観を構築出来ると思う。
そういえばアタシは昔から「閉じられた<街>が好き」と書いてきました。例えばサービスエリアとか空港とかね。
そういう、たいして広くない「閉じられた」空間を再現したゲームってあるんだろうかね、と。
映画でもそうなんだけど、ほとんど登場人物が建物内から出ないなんてのもあるわけで、もちろんそれを実現させるには脚本にも演出にも相当の豪腕が必要なんだけど、そういうゲームがあればね、現今ゲームをやらなくなったアタシでもやってみたいと思う。

まァね、空間が狭いとどうしても爽快感を出すのが難しくなるし、爽快感のないゲームって良くないからさ。そういう意味では「閉じられた空間のゲーム」って相性がよろしくないんだろうなってのはわかる。
でもさ、ひとつくらい軽々と壁を乗り越えた「閉じられた空間のゲーム」があらたに作られても良いような。

それこそ例えば、いや例を出すとマニアックになるので止めておく。