えと、宣言通り、野球のことを書こうと思うのですが、ま、野球はただの<ネタ振り>で、話としては先週書いたことの続きっぽいのですがね。
昨日の、バンテリンドームの中日VS阪神戦ね、あ、アタシは阪神贔屓なので当然阪神の試合を見ていたのですが、何か、中日のユニホームが変だな、と。
いやユニホームそのものが変なわけではなく、背ネームが変だと。
ユニホームの背中の背番号の上には、例えば佐藤輝明なら「SATO」なんてアルファベットで選手の名前が書いてあるわけですが、昨日の中日は明らかに名前以外のことが書いてある。
これ、いったい何なんだ、と思って検索したら見つけた。
アタシはね、これが悪いって言ってんじゃないんですよ。というかこうしたファンサービスは選手サイドも納得したから行われたんだろうし。
でもねぇ、どうにも、現在の中日の雰囲気と合ってない、と。
立浪監督が<厳しさ>を全面に押し出したのは正しいと思うのですよ。
ただ、この<厳しさ>ってのは上手くやらないと<暗>くなってしまいがちで、ましてや「負けてる展開で白い歯を見せるな」なんてことを散々言ってた立浪監督の元では、どうしても明るいムードになりづらい。
おそらく立浪監督としては「戦うチーム」のムードを出したかったのだろうし、京田あたりを「戦う顔をしていない」と非難したこともあった。
結果、去年まででさえ<暗い>ムードの中日ベンチが余計暗くなってしまった、みたいに感じていたんです。
(余談だけど中日の選手自体は、それこそ大野雄大をはじめとしてむしろ明るい選手が多いと思う)
ちなみに昨日の試合は3-0で阪神が勝ったのですが、点差以上のワンサイドゲームで、当然中日ベンチはさらに暗く見えた。こうなるともう、背ネームの明るくフザけてる感じが浮きまくるわけで。
これね、本当、見ようによっては「無理矢理着させられてる」ように見えるんですよ。
つまり、こないだ書いた表彰状とかと同じで、一種のイジメに見えてしまうと。
ギャグもユーモアも基本的には人を笑わせるためのものだけど、ギャグの場合はまだ、暗いムードで成立させることは出来ます。
しかしユーモアはそうではない。まず「明るく楽しい」ムードがあってのもので、そういうムードもなしにやると罰ゲームになってしまう。
とくに昨日の中日くらいムードが暗いと罰ゲームを超えてイジメにさえ、見えてしまうっつーか。
アタシは全部が全部、明るければそれでいいとは思ってないし、真剣なムードを突き詰めればそれはそれでカッコいいと思う。
でもさ、だったら、昨日のユニホームの背ネームのようなファンサービスはやっちゃダメだよ。
これは立浪監督に言いたいんだけど、<厳しさ>を全面に出すのは良いし、明るさを求めないのも良いんだけど、せめて<カラッとした>ムードは作らないとね。
どうもね、今の中日ベンチは<暗い>に加えて<ジメッとした>ものを感じてしまう。それはぜんぜん、改善出来ることだと思うから。
星野仙一が中日の監督の時は<厳しさ>を出していたけど同時に<カラッとした>ムードもあったから、個人的にはそんな暗いムードを感じなかったんだよね。
つまりやれば出来るんだから。つか立浪監督は本当に切り札なんだから、多少自分のやりたい方向と違ってもチームを強くする方が優先でしょ、と。