超絶初心者向けネットにアップする程度の文章の書き方
FirstUPDATE2022.6.9
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もう、これでもか、というほど逃げ口上を加えたエントリタイトルですが、とにかく「Twitterに書く程度の短文しか書けないけど、もうちょい長いのが書きたい」という人向きの話です。

というかこの手の話を書く場合、己のことは棚に上げるしかない。だいたいテメエがたいした文章も書けない癖に、と言われたら一言も返す言葉がないのですが、だからこそ、棚に上げまくる。
ただアタシの場合、かれこれ20年ちかく「文章を書いてインターネットにアップする」なんてことをやってるわけで書き慣れているのには違いないし、読めないほど酷い文章ではないと思うのでね。

実際たまにですが「文章ってどうやって書くんですか?」と聞かれることはあります。
ま、もちろん「ネットでアップする程度の」って注釈が付くんだけど、アタシから言えることはたったひとつです。
それは「メチャクチャでもいいから長く書け」。もう、本当にそれだけ。
書く内容があろうがなかろうが、どれだけ支離滅裂で得手勝手な内容であろうが関係ない。こんなの誰も読まないよ、というレベルの長い文章を書いてみることこそ「書けるようになる」最高の方法です。

ま、量をこなさなければ上達しないってことなんですが、早い話が「脳内にあることを文章という形でアウトプットする」練習なんです。
「そうは言ってもマジで何を書いていいのかわからない」なんて人もいると思うのですが、だったら日記を書けと言いたい。
ただし、なるべく長く書くこと。そして絶対に箇条書きにしないことです。
まずは長い文章を書けるようにする。そのために、日記という形で、朝起きた時点から日記を書いてるその時点までのことを、箇条書きにはせずに、何が起こったかはもちろん、何か起こったその時の自分の感情も併せて書く。
これを一年間続ければ嫌でも「ネットでアップする程度の文章」でよければ書けるようになります。

もうひとつ、とにかく長くね、日記でも、それ以外でも書いたとしますわな。
次にやるのは「今、自分が書いた文章を、声に出して読んでみる」。これ、マジで重要です。
声に出して読んでみたら、本当に、自分の文章の欠点がよくわかる。
もし好きな作家さんがいるのであれば、文体を真似ようなんてせずに、その作家さんの文章の中でとくに好きなものを、やっぱり声を出して読んでみるといい。
両方やるとね、絶対に何か感じることがあると思うんですよ。
あれ?作家さんの文章は読んでてスラスラ読めるのに自分のはやたら突っかかる、とか、作家さんのは読んでて気持ちいいのに自分のは妙に不快感があるな、とかね。

アタシも今でこそ声に出すことはないけど、サイトを始めた当初はやっていた。というかやらないと不安だった。
それ、心の中で読んでも一緒だろ、と思われるかもしれないけど、違うんですよ。
声に出すことで誤字脱字に気づくことも多いし、何よりその文章が持っているリズムがものすごく浮き彫りになるんです。

どんな文章もリズムがあります。これは音楽と一緒で、ずっとインテンポな文章もあるし、アウトテンポすれすれの、でもけしてリズムが狂ってないなんて高度な文章もある。当然、テンポもヘッタクレもない下手くそな文章もあったりする。
実は文体よりも何よりも、文章ってリズムが一番大切なのです。
一見ハチャメチャっぽい文章、誤字脱字上等、支離滅裂な内容でも、リズムさえ狂ってなければ最後まで読み進めることが出来るんですよ。

とくにインターネットというメディアにアップするという前提なら、絶対「内容よりもリズム重視」のがいいと思う。
人によって好きな音楽のジャンルが違うように、万人が好むリズムなんてありません。でもそのリズムが独特であればあるほど、何とも言えない魅力が出てくるんじゃないかとね。







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