最近になって、というか見始めたのは昨年からなんだけど、ここにきて激ハマレベルで見まくってるYouTubeチャンネルがあります。
それが「おじおじジャパン」というね、ま、ざっくり言えばジャンク修理系になるのですが、とにかくこの「おじおじ」って人の口癖が伝染るレベルでして、気がついたら
「○○開始ぃぃん」
とか
「敗北が知りたい、敗北が知りたい」
とか、マジで癖になってますからね。
ま、それはともかくです。
「おじおじジャパン」を見ててね、もしこの駄文をご当人が読んだら「何を気持ち悪いこと言ってんだ」と思うかもしれないけど、この「おじおじ」って人が何ともかわいいのです。
「おじおじ」さんは顔出しをしていない。だから当然どんなフェイスなのかはわからないし、声も(良い声なんだけど)どちらかというとダミ声に近い。年齢もおそらく30歳は超えている。
つまり、どこから見てもかわいい要素は皆無なんです。でも、言い方が難しいんだけど「人間的なかわいさ」が滲み出ているんですよ。
とくに今年に入ってからアタシは何度も「自分の書く文章にはかわい気がない」と言い続けてきました。何というか、小賢しさが垣間見える。つまり「親しみが持てない文章」なんじゃないかと。
それに比べると、「おじおじ」さんのYouTubeチャンネルは、下ネタバンバンだし、毒も吐くし、わずかにカメラに露出している手も毛深いし(失礼)、なのに何とも言えない「かわいさ」があるんです。
たぶんこれは「おじおじ」さんが持っている、YouTubeチャンネル上のキャラクターではない素の、人間的なかわいさが露呈しているんじゃないかと。
前に「毒舌を売りにする芸人は、素では優しいを通り越したお人好しレベルの人でないと成立しない」と書いたことがありますが、「おじおじ」さんが「下品なオッサンキャラクター」を通せるのは「素が何とも言えないかわいさがある」からです。
この「かわいさ」ってのはどんな仕事、ましてや人気商売になると必須の能力(能力じゃねえな、素質、か)で、チュートリアル徳井が「陣さん(陣内智則)は絶対に売れると思った。何故なら陣さんには「かわいさ」があるから」と言ったことがありますがこれは至言だと思う。
では、後付けで「かわいさ」を会得出来るのか、これは100%無理とは言い切らないけど、それでもほとんど無理だと思う。
つまりアタシに当てはめれば、どれだけかわいく見えるように文章に工夫を凝らしても、結局それが透けて見えるっつーか、余計に小賢しい感じになるというか。
この「どうやっても小賢しく見える」というのは、マジで悩みの種なんです。
冗談抜きにアタシはアタマが悪い。何度も繰り返すけど、勉強は出来なかったし、アタマの回転が速いとも言えない。知識もただ偏ってるだけです。
なのに、何だか妙に、軽く言葉を交わした人からでさえ「頭、良いですね」なんて勘違いされる。つか子供の頃からずっとされてきた。
いやいやいや!冗談じゃないよ。アタシはね、「賢くない」なんて生易しいもんじゃない。ズバリ言えば、ただの馬鹿です。アタマが良いなんて誤解も甚だしい。アタマが良さそうに思えたとしたら、それは人間として小賢しいだけだから。
でもこの小賢しいムードがあるせいで「かわいい」とは絶対に思われない。
何だか自分語りになったけど、「おじおじ」さんよぉ、どうやったらその「かわいさ」が出せるのか、マジでレクチャーして欲しいわ。