結婚、とは
FirstUPDATE2022.5.10
@Scribble #Scribble2022 #人間関係 #風刺 #サブスク/有料ネットコンテンツ 単ページ 婚活 相手に何をしてあげられるか

いやたしかにアタシはこのトシになっても独身なんだけど、別に「この度結婚することになりました!」って報告じゃないからね。じゃなくて、ちょっと合理性みたいなことを考えてみたいと。

あの、これは男女問わずなんですけど、結構な年齢になって異性と交際したことがない人にね、もしカレシ、カノジョが出来たら、みたいな話を振ったら、もうかなりの確率で「相手にしてもらいたいこと」を話し出すんです。
男性だったら「手料理を作って欲しい」とか女性だったら「ドライブに連れて行って欲しい」とか。
そういうのを聞くたびに、ああ、こりゃ当分カレシカノジョは無理だな、と思ってしまう。
逆にモテる人の場合は「相手にしてあげたいこと」を喋り出す。この差はとてつもなく大きいんだけど、交際経験がない人はこの違いに気づかないんですよ。

別に男女間に限らず人間関係において、一番重要なのは「自分は相手に何をしてあげられるか」なんです。
ここを一番に置かないと話がおかしくなる。
「何をしてもらうか」が一番になると、してもらうのが当たり前になるし、相手に何かしてあげよう、してあげたい、なんて考えられない。でも「してあげたい」が一番だと何か簡単なことをしてもらっただけですごく嬉しいわけで。

とか考えてたら、これだけゴリガン、じゃねぇや、合理的な考えこそが正義!ってなってる世の中なら、結婚=サブスクって考えるとメチャクチャわかりやすいんじゃないかと。
ま、一生契約のサブスクです。もちろん解約(離婚)は出来ないことはないけど、結婚の場合、双方がサブスク契約をし合うってのが面白い。
当然双方向のサブスクなので、お互い「してあげること」を契約し合う必要がある。つまり一方的に「してくれ」では通用しない、ということです。

となると、必然的に「自分は何をしてあげられるんだろう」ということを結婚前に考えることになる。つまり、お互い、自分ファーストではなく相手ファーストで物事を進めなきゃいけない。
よく婚活の女性が「年収ン百万円以下はノーサンキュー」なんてのがニュースになってるけど、正直、もし自分が年収ン百万円だったとしてもこんなことを第一条件に挙げる人とは会いたいとも思わない。
それよりもっつーか、相手に求める条件よりも「自分と結婚したらこんなことをしてあげたい!」と謳い上げている女性のが興味を惹かれる。

こういうことを書くと叩かれそうなんだけど、これはもう男性女性関係ない。お互い、自分のことを商品だと思って、んで自分という商品がどれだけ魅力的に見えるのかの惹句を必死になって考える。自分と家族になったらこんな素晴らしいことがあります!みたいな。
てか、それが本当の婚活なんじゃないのかね。まず自分を商品として割り切ってね、どれだけ自分を魅力的に魅せられるかが勝負、それが婚活だと思うわけで。







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