人間、気持ちを落ち着かせる方法はいろいろありますが、今ハマってるっつーか、これをやってる時が一番心穏やかでいられるな、と思うのが「ただ、歩く、歩きまくる」っていう。
別に内務省の指針に従おうってんじゃないけど(←わかりづらいネタすまん)、基礎体力をつけるには歩くってのはかなり良い方法です。
運動ほど大仰じゃないし、別に何かしらの器具が必要でもない。せいぜい運動靴のひとつでもあれば簡単に、誰でも、年齢関係なく出来ることです。
それでいて十分に体力を使うし、実際歩き回ったその日はグッスリ眠れる。つまり夜ふかしすることがない。
歩いている間は余計なことは考えないし、一番余計なことを考えやすい夜半はすぐ寝てしまうので、今のアタシのように、心の痛手がある場合なんか、本当歩いてい歩いてい歩きまくるってのは一番いいんですよ。
ただね、ちょっと、さすがに歩きすぎじゃね?と思うこともあって。
日曜日に京都に行ったんです。青春18きっぷが一枚余っていたからそれを消費するためにね。
もちろん目的がないわけじゃなくて、京都府立図書館に行ってきたんだけど、ここ、本当に良いんですよ。
何が良いかって、ここの図書館、新聞の縮刷版が閉架式じゃないんです。普通に棚に置いてある。ま、ここ10年くらいの新聞縮刷版が棚にある図書館は珍しくないけど、この京都府立図書館は戦前のものも閉架式じゃない。
だからアタシのように戦前のことを調べるにはメチャクチャ使いやすいっていうか。
京都府立図書館は京都の岡崎ってところにあります。ま、わかりやすく言えば平安神宮の前です。
地下鉄ならば京都駅から烏丸線で烏丸御池駅まで行って東西線に乗り換えて東山駅で降りる。おそらくこれがもっともスタンダードな行き方のはずで、実際<行き>(往路)はこのルートで行った。
問題は帰りです。
気が向いたので烏丸御池駅くらいまでなら歩けるだろ、と徒歩で西に向かって歩き始めた。
で、どんどん西に歩いて、鴨川も越えて、微妙に南下したりもしてね、気がつけば四条河原町まで来ていた。
あ、もう四条河原町か。ってことは、こっから京都駅まで、ぜんぜん歩けるな、と。んで実際、余裕で歩けてしまった。
かなりぷらぷら歩いたので約1時間半、ずっと歩きづめだったけど、たいして疲れることもなく歩けてしまった。
でもさ、1時間半歩きづめで、たいして疲れてないってのも、自分でも相当だと思う。
つまり普段からそれくらいは平気で歩いてるからで、昨日は復路だけだったけど、その前日の土曜日なんか1時間半の道を徒歩で往復してしまった。つまり軽く3時間は歩いた計算になります。
これはさすがに<やりすぎ>です。いくら歩いた方が気が紛れると言ってもちょっと逸脱している。
別に交通費をケチるつもりなんか微塵もないんですよ。それでも電車に乗って、目的地にパッと着くよりは、のんびり歩いて行った方が精神衛生上良いのでそうしているだけです。
そうは言っても、良いのは精神衛生上と基礎体力が付くことくらいで、やっぱり足腰への負担はある。とくに神戸にしろ京都にしろ、ほぼ舗装されているわけで、コンクリートやアスファルトの道を長時間歩いて足腰に負担がないわけがない。
あと、どうも「歩きすぎは心臓に負担がかかる」ってのも聞いたことがある。となると、もうちょっと<ほどほど>にしなきゃな、とは思うんだけど、ついつい、いや電車になんか乗ってもつまんないじゃん、と思ってしまって徒歩を選択してしまう、と。
そう考えるとこれは中毒、いや中毒は良くないんだったっけ。ま、歩き依存症ですな。
でもなぁ、歩く方が気持ちいいんだよ!足腰への負担は上手くケアするし、歩き方もかなり考えてるんだからさ、もうちょっと歩かせてよ。せめてあとひと月くらいは。せっかく陽気も良くて気持ちいいんだから。ねぇ。