昨日の続きってわけじゃないけど、もうひとつ、そういやSuicaも意外と発展しないよなぁ、と。
こんなことを言うと、さすがに個人商店は難しいにしても、もう今の時代、Suicaが使えないチェーン店のが珍しいだろ、と言われるかもしれませんが、やっぱり、Suicaって決済手段としてはメチャクチャ優れていると思うし、こんな優れた規格をちゃんとサービスまでこぎつけた、しかも導入されたのが2001年ですよ。もう20年選手ですよ。これは世界に誇れることだと思う。
そういや東京ドームの施設内の店舗が来年度(今年の4月)から「現金での支払い不可」になるようですが、これもSuicaがあればこそです。
Suicaならばクレジットカードとの紐付けも不要で子供でも使える。東京ドームの施設内にSuicaのチャージ機も設置されるみたいだし、ほとんど混乱はないはずです。
これだけ優れたSuicaですが、登場した2001年、とは言わないけど、2000年代後半くらいには「いずれパソコンにFeliCa(Suicaを内包した規格)リーダが当たり前のように搭載されて、ネットで買い物をする時はパソコンにSuicaをかざすようになるんだろうなぁ」と思っていたのです。
たしかに外付けのFeliCaリーダはあるのですが、現状は残高参照が出来るくらいで、決済は出来ない。つか一度は出来るようになってたみたいなんだけど、縛りがキツくてあまり利用されなかった。
ま、セキュリティの観点からキツめの縛りが必要だったのかもしれないけど、もう一度、別の形でもいいから復活させるべきだと思うんですよ。
昨日、radikoについて書きましたが、radiko専用端末があってね、そこにFeliCaリーダが搭載されていれば、エリアフリーの契約なんかすぐに出来るのですよ。
いやもう契約さえいらない。Suicaで決済してから一ヶ月使える、というふうになるだけでいいわけで、これは他のサブスクサービスでも出来ることだと思う。
たしかにSuicaのチャージは必要だけど、これはクレジットカードでチャージ出来るし、子供やネットに疎い高齢者も駅やセブンイレブンに行けばチャージ可能です。
で、後は端末にSuicaをかざすだけ。こんな簡単なことはない。これなら誰にでも出来ます。
あとETCとかもね、ま、一応はクレジットカードなしでも利用出来るみたいだけど、あれもSuica対応にすれば、例えばレンタカーですごく利用しやすくなる。
レンタカーでしかクルマを運転しない人は結構いますが(今のアタシもそうです)、わざわざそのためにETCカードを作るのも面倒くさい。
そんな時にSuicaなんですよ。
ETCにFeliCaリーダを搭載する。もちろん残高分しか使えないんだけど、Suicaは2万円までチャージ出来るのでよほどの長距離でない限りは対応出来ます。
で、レンタカー返却時にETCに残った残高を再びSuicaに戻すようにすればいいわけで、これも一瞬で出来る。
というかさ、ま、手数料の問題はあるにせよ、どう考えてもSuica決済が一番スマートなんですよ。
つかSuica決済こそが「クレジットカード決済と現金決済の壁」を突破出来る唯一の方法で、バーコード決済なんか所詮クレジットカード決済の代替でしかないけど、少額決済においてはSuicaに適う方法はないと思う。
少額ったって2万円まではイケるわけだし、今まで店頭でクレジット払いしてた人も、クレジットカードからSuicaチャージというひと手間はいるとは言え、スキミングの心配もいらないってのも安心出来るわけで。
まァ、昨日のradikoと同じ結論だけど、仕組みはいいのに、どうも展開が狭い、狭すぎて仕組みの素晴らしさを活かせてないなぁ、と。
もちろんこっちはモロに<カネ>の話なんでいろいろと難しいのはわかってんだけどさ。