もう、ネットを見てると、ウンザリするくらい「時代が変わった」だの「今はもうそんな時代じゃない」なんて言葉が溢れてて。ってのを読んでね、いつも思うのは「お前ら予言者か」ってことなんですが。
というのも、もう、基本的すぎることなのですが、実は「時代が変わった」わけでなんでもなくて「ただの流行りだった」なんてことは余裕であることなんですよ。
結局、これは歴史に興味があるかどうかでして、歴史ったって戦国時代とかそういうんじゃなくてね、ま、近代史、現代史でもなく、もっと近々の歴史を知ってれば「これ、ただの流行りなんじゃねーの?」なんて思うことは本当に多い。
実際、今までも「これが新しい時代の象徴だ!」なんて高らかに謳ったものが、気がついたら跡形もなくなくなっていた。なんのことはない、ただの流行りだったってオチです。
もちろん、本当に、ああ、あそこが分岐点になって別の時代になったな、なんてこともあるのですが。
この「本当に時代が変わった」のか「ただのハヤリモノ」なのか、この判別は相当難しい。もちろん後年から見たらすぐにわかるけど、リアルタイムではどっちなのか、これはね、かなりの見巧者でないと不可能なレベルです。
ま、アタシは見巧者ではないけど、何となく、傾向的に、それ、ぜんぜん新しくもないし、時代の境目でもないよ。ただの流行だよ、なんてことがいっぱいある。
あんまり書きたくないけど、それこそポ○コレ的なことの大半は「時代の流れ」ではなく「ハヤリモノ」です。んなもん、ちょっと調べりゃすぐにわかる。ああいうのは対象者を変えながら一時的な潮流になって、気がついたら萎んでいく。そういうものです。つかそうでなかったことがない。
いやね、これ、今が<旬>だから、今のうちにコトを進めようってわかってやってんなら別にいいんですよ。本当はよかないけど、わからんでもないっていうか。
でも中には本気で「それは古い価値観!これからの価値観はコレ!」なんて息巻いてる人を見ると、とにかく痛々しくてしょうがない。
あんた、絶対、そんなこと言ってるの今だけだろってすぐにわかる。
継続してずっとやる人って前者、つまり「良い(=ある意味<都合が良い>)潮流だから全力で乗っかれ。どうせすぐに萎むんだから」ってわかってやってる人ですよ。
アタシはね、基本的に「流行りに乗る」ってことにたいして肯定的です。絶対、流行りに乗った方が人生楽しい。
ただし、周りを巻き込むような流行りには死んでも乗りたくない。何でもいいけどさ、周りを説き伏せる前に、テメエが楽しめよ。
はっきり言うわ。時代なんか、そんな急激に変わりません。
もし急激に変わるとするなら天変地異があった時だけ。だから「コロナがきっかけで」って話ならばまだ理解出来るんだけど、ポ○コレなんてコロナとぜんぜん関係ないじゃん。
というかさ、「これからの時代は」云々なんて言われてるものよりも、「どうせこんなのただのハヤリモノでしかない」と思われてる鬼滅の刃のが長持ちする可能性はぜんぜんあるから。そんなものだよ世の中なんて。