まァ、アタシがオッサンなのは否定しようがないし、当然のことながら「流行に敏感」なわけがない。だからってのはわかってるんけど、それにしてもこれはいくらなんでも、と思ったわけで。
さてアタシは昨年末に、毎年恒例ってことで↓なエントリを書きました。
正直、相当手間がかかったのは事実で、とくに音楽ランキングは動画の埋め込みを含めてかなり苦労した。
ただね、こんなランキングを貼り付けたってこともあって、んでマメとは言い難いけどFMも聴いてたりしているので、最近の音楽なんてまったく知らないよ、というほどでもない。ま、オッサンのわりにはって注釈は必要ですが。
でね、昨年の12月30日に放送されたレコード大賞を見るとはなしに見てたのですが、大賞が発表されて、あ然とした。
何これ、ぜんぜん知らない・・・
あまりにも違和感がありすぎてね、本当はレコード大賞の結果も年表に加える予定でいたんだけど、止めた。いやもう、こんなの、違う意味でならいいけど、少なくとも年表に入れるまでもないよな、と。
ちなみに大賞に選ばれたのはDa-iCEって人たちの「CITRUS」って曲。マジてアーティストの(というかグループの)名前さえ聞いたことがなかった。
あまりにも不可解だったので調べてみたのですよ。とくに「ルックバック2021」でも参照したビルボードジャパンのランキングを見てみた。
そしたら年間ランキングで36位。これは一昨年そこまで大ヒットじゃなかった米津玄師の「感電」、そしてDISH//の「猫」の<THE FIRST TAKE ver>の下です。
つまり、どこからどう見ても「大ヒットした!」とは言い難いので、そりゃあアタシが知らないのも当然だよ、と。
いやね、レコード大賞が「売り上げ関係なく本当に素晴らしい楽曲を選ぶ」って趣旨であれば、それでいいんですよ。
聴いてみたところ、ぜんぜん悪い曲じゃないし、歌唱力もちゃんとしている。そういう意味では大ヒットではないかもしれないけど「ヒットした」というのは頷けるのです。
でもさ、レコード大賞ってそういうのじゃないでしょ。やはり、それなりに、であっても「世間に認知されてる」のも大きな指針だったはずだし、今までは確実に重要視されてきた。
そうなると、候補はこの3曲しかない。
・「うっせえわ」(Ado)
・「ドライフラワー」(優里)
・「夜に駆ける」(YOASOBI)
ま、Adoは顔出ししてないので、つまりこういう場に出てこないのがわかっているので外れてもしょうがない。
優里もちょっとプライベートで問題があったらしいので、これも外すとしたら、もうYOASOBI以外いないのですよ。
それでも、無理矢理他に候補を探すとするなら、「炎」(LiSA)と「猫」(DISH//)か。
いやね、正直言えば、どの曲が選ばれようがどうでもいいのですよ。そこまでレコード大賞に関心があるわけではないし。
ただ「レコード大賞なんてただの出来レース」と思われるような選考になってしまったのはさすがにマズいんじゃないの?と言いたいわけで。
巷では「ソニーとエイベックスが交互に取ってるだけ」なんて言われてるけど、それでも3年前の「パプリカ」と一昨年の「紅蓮華」はまだ納得感というか妥当感があった。それは「世間の認知度」という最低ラインを崩していなかったからです。
そこが昨年は違う。どんな事情であれレコード大賞という歴史からは外れた選考と言わざるを得ない。
だったらもう、M-1みたいにすりゃいいんじゃないかな。候補は売り上げからってことにするにしても大賞は売り上げ関係なく審査員が決める、と。これなら文句が出ない。
ま、だったら審査員の根本的な見直しが必要だし(さすがに新庄がいるのはおかしい)、そもそもそれならば何も「レコード大賞」としてやる必要はないと思うのですがね。