ふと、そういやEvernoteって今どうなってるんだ？と気になって検索してみたのですが、何だかエラい改悪が行われたようでして。ってな話です。
考えてみればEvernoteを全然使わなくなってる。
↑は2013年6月21日の自分のツイートですが、そうか。2013年にはすでに飽きてたっつーか使わなくてなってたのか。
正確な時期はわかりませんが、アタシがEvernoteを使い始めたのは2011年です。この年の頭にiPhoneを購入してね、5月のブログにはEvernoteを活用しているふうの文章がある。
んで、結果としてはボツにしていますが、2012年にEvernoteの使い方TIPSをも書いている。つまりこの時点ではまだそれなりに使っていたということでしょう。
しかし翌2013年には『全然使わなくなってる』わけで、アタシがEvernoteの使っていた期間は長くて2年に満たないということです。
何で使わなくてなったか、これはよく憶えています。
一番の理由は「スマホを買い替えたから」なんですよ。
2012年9月、当時ロンドンに滞在していたアタシは徹夜で並んでiPhone5を買い求めている。もちろんそれまで使っていたiPhone4の環境を可能な限りiPhone5に移行させようとした。
ところがね、Evernoteの環境だけが上手く移行出来なかった。というのもアタシはEvernoteのアプリではなく別アプリ経由でEvernoteにメモしてたからで、これがイマイチ上手くいかなかったんです。
メモってのは後々の閲覧性よりも「如何に手早く簡便にメモを取れるか」が重要で、素早くメモれないのならばメモは溜まらない。つまり閲覧性云々以前の話になってしまうのです。
そこがiPhone4では上手く構築出来ていた。だから「Evernoteを活用しよう」と思ったし、上手く構築出来なかったiPhone5では「Evernote？メンドクセー」となった原因です。
Evernoteの最大の特色は「PDFなどを含めた全文検索」でしたが、実はアタシの使い方としてあんまり全文検索の恩恵がなかった、というのもあります。
つかメモにしろPDFにしろ画像にしろ、最終的にはどう考えてもフォルダで管理してやった方が使いやすい。つかフォルダ管理ならばファイル形式が何だろうが関係ない。MP3だろうがMP4だろうがエクセルファイルであろうがイラレファイルだろうが何だってぶっ込める。たしかに検索性は劣るかもしれないけど、それもファイル名の付け方次第である程度はカバー出来ますからね。
マシン間のファイルの同期も既存のクラウドストレージサービスと組み合わせれば何の問題もない。
ま、Dropboxの無料版なら3台までって制限はあるけど、これは回避方法はありますからね。
それに、一番重要なのは「フォルダ管理ならば端末の買い替えやOSの違いに左右されることがまずない」のです。つまりWindowsだろうがMacだろうがiPhoneだろうがAndroidだろうが「閲覧出来ない」なんてことにはならないのです。
Evernoteにしろ他の類似サービスにしろ、サービスが終了してしまえば終わりです。しかしフォルダ管理の場合は仮にクラウドストレージサービスが終了しても最悪メモはローカルに残りますからね。
Evernoteの＜Ever＞は「いつでも」とか「永久に」とかって意味でしょ。ならば最低、仮に無料ユーザであっても「使い勝手のグレードダウン」はしちゃいけなかったと思う。
てかさ、有料に導きたいがために無料版に「新しい」制限を掛けるなんて絶対にやっちゃいけないと思うんです。「今まで無料だったことが有料になる」ってのと「無料版の機能は据え置きで、有料版にはさらに便利な機能が追加」ってのはぜんぜん違う。だったら最初から制限強めにしとけよ、と。せめて「一年間は全機能が無料で、後は退会or有料版に移行」ってことにしろよと思う。
というかさ、この手のサービスは純粋に付加サービスとして無料で提供出来る、OSも開発してるようなAppleとかGoogleとかマイクロソフトでないと無理だよね。
