えと、オミクロンなんていう、また新しい変異株が出てきたみたいで、今後どうなるかは予断を許さないとは言える。でも、ま、こと<日本>は、という注釈は付くとはいえ、わりと上手く抑えられているのではないかと。
さて、アタシにはイギリス在住の、今年中学生になった姪がいます。って何度も書いてるか。いやScribbleでは初めてかな。
その姪とね、毎週テレビ電話してる。テレビ電話なんてざっくりした言い回しだけど、これがね、向こうの都合でFaceTimeなんですよ。
正直に言えばFaceTimeってのはメチャクチャめんどくさい。FaceTimeはApple製品にしか対応しておらず、ま、もちろんMacは持ってるんだけど、掛けてくるのも向こうの都合なので、それも面倒くさい。
だから使ってなかった古い古いiPadをFaceTime専用機にしているわけで。
何だか話が逸れまくりだけど、とにかく毎週日曜日の夜に、姪からFaceTimeがある。
でもさ、中学生の女の子と、しかもイギリス在住の子ですよ。何をそんなに喋ることがあるんだって思われるかもしれないけど、これが結構ある。
とくに多いのはプログラミングの話かな。
姪はScratchを習っており、Pythonにも挑戦している。ま、アタシは両方あんまりわかんないんだけど、フローにかんしては言語でそこまで違いはないし、ま、アタシは8bitマイコンからの年季が入ってるわけで「ビットの数え方」とかは教えることが出来るので、そこそこ会話になるのです。
もちろん、去年今年は新型コロナの話題は避けて通れないので、そういう話もいろいろする。
まァ、アタシとて姪から聞いた話だからどこまで正確かは不明ですが、とにかく姪が体験したには違いない「イギリスのパンデミック事情」みたいなことを書こうかと。
まず、マスクですが、現状、マスクを持ってないと施設関係には入れない、ということです。
って、そう、注目は「マスクをしてないと」ではなく「マスクを持ってないと」なんですよ。
姪の学校では「授業中はマスクを着用するように」ってことになってるらしいのですが、実際は「半分くらいの子が付けてない」らしい。
では外を歩く時は、と言えば、ほぼ全員、マスクなんかしてない状況らしく、姪の話を総合すると
「マスクを持って外出(ただしマスクはカバンの中)→目的地まではマスクはしない→施設に入る時はとりあえずマスクをする(消毒液はストアには設置されてることは多いらしいけど、みなあんまりしないらしい)→施設内ではマスクをしたままの人と外す人に分かれる」
こんな感じでしょうか。
日本の徹底ぶりを考えれば<異常>に思えるかもしれないけど、アタシはこんなもんだと思う。
というのも、そもそも、少なくともイギリスはマスクをする習慣がなく、コロナ前でも風邪とかでもマスクをする人が多いのが日本だけど、むしろイギリスでは「風邪程度でマスクをしてはいけない。ものすごく重篤な病気があるように思われる」と注意されたことがあるくらいです。
そういうのを知ってるからか「とりあえずマスクを持ち歩いてるのは持ち歩いてるんだ」と変な感心をしたぐらいで。
ただし、似ていることもあって、姪曰く「小さい店がどんどん潰れてる」らしい。
日本から見りゃイギリスなんてノーガードもいいところに思えるけど、それでも無駄な外出はイギリスでも大幅に減っているらしく、つまりは経済的なダメージは相当大きいんじゃないかと。
うーん、何だか、辛い話です。パンデミックを抑える施策をとるのは当然として、今まで個人経営でギリギリ生活出来てた人が、日本でもイギリスでもダメになってるってのは、どう考えてもよろしくない。
こういう人たちを正論めいた言葉で切り捨てると社会不安になるんですよ。んで最終的にそれが内紛とか国同士の争いになる。
そういうのを回避するために「切り捨て」はやっちゃいけないんだけどね。というか社会不安になって富裕層が弱者を切り捨てようとしたがるってのは、いつの世も、どこの国であろうが変わらないわ。
ま、歴史を学ばない富裕層ほどタチの悪いものはないって話で。