もし始めるならナニ屋さん(飲食限定)をやる?
FirstUPDATE2021.11.3
@Scribble #Scribble2021 #与太話 #妄想 単ページ お店屋さん 井端弘和 炉端焼き

「もし食べ物屋を始めるならナニ屋がいい?」「じゃあ僕はカレー屋さん!」「私はパン屋さん!」「んじゃオレは花屋さんね」「だから飲食限定だって井端くん!!」


キレイにオチがついたところで(↑誰がわかるんだよw)本題に入りますが、こういう話でね、何をやれば一番儲かるか、つまり利益率がドータラ、立地がドータラみたいな話になると一気につまんなくなる。いやロールプレイである程度マジメにやるのであればそれはそれで面白いかもしれないけど、馬鹿話の一環でカネの計算をしてもしょうがないでしょうに。

じゃあテメエはナニ屋をやりたいんだ?となったら結構迷う。もちろん「ナニ屋をやれば楽しいのか」ってのを第一に、いやそれだけを考えて決めようと思うのですが、楽しさ最優先なら抜群に回転率のいい、それこそ牛丼屋とかは候補から外れる。
かといってあまりにも回転率が悪い、バーみたいに2時間も3時間も同じ客の相手をしなきゃいけないってのもしんどい。
黙ってたかったらずっと黙っておける。喋り出したら10分や20分は喋ることは可能だけどそれが1時間以上に伸びることはない、みたいな。

もうひとつ。よく「飲食をやるのであればメニュー数は少なければ少ないほど良い」というのはよく聞きます。
極端に言えば、例えばホットドッグ屋ならばホットドッグしか売らない。ドリンクさえも売らない。トッピングも「あり、なし」は決められても追加トッピングで追加料金システムもない、というね。
でもこれはアタシの性格的にあんまり向いてないような気がする。
どうもね、新しいメニューを思いついたら即試してみて、即メニューに加えたい、と思う性格なんですよ。つまりメニューが限られてしまうと飽きてしまうっつーかつまらなくなってしまいそうだな、と。
こうなると移動販売系は無理ですね。やっぱ移動販売になると設備面から作れるものが限られるから。
ま、そういうのも仕入れとか考えてないからの発想なんだろうけど。

そうは言ってもね、ナニ屋さんかわからない、というふうにはしたくないんですよ。
そば屋の<売り>がカレーライスってのはギリわかるとしても(カレー南蛮とかあるし)、一時期話題になった横浜の中華街にあるカレーライスが売りの中華料理店ってのは、やっぱり、何か違う。
そういや昔、バーをやってた知人がカレーが得意で、バーのメニューにカレーを加えようとして周りから大反対されてたのを思い出した。カレーってのは匂いで店内を塗り染めるので、カレーの匂いが充満してたら、それはもうバーじゃないよ、と。

にしても、この3つがガッチリ噛み合う飲食店があるのだろうか、と考えてると、ふと「炉端焼き屋」が思いついた。
もう炉端焼き屋なんて業態は絶滅寸前だけど、昔はね、いろんなところにあったんですよ。そういうのも<あの>炉端焼き屋が令和に復活って感じでイケそうじゃん、と。
炉端焼き屋と言えば、あの馬鹿デカいシャモジです。


何だってあんなので料理の受け渡しをしなきゃなんないのかさっぱりわからないけど、もう、アレがやりたい。アタシは。理由?何か楽しそうだから。
炉端焼き屋ならわりと何でもメニューに入れられそうだし、和風っぽければそんなナンデモ屋みたいにはならない。客との会話もバタバタしなきゃいけなそうだから寸断のタイミングがありそうだし。
それに炉端焼き屋って他の業種と違って「店員が座ってる」イメージがあるんですよ。つまり立ちっぱでなくてもいいってのは魅力的です。

うん、じゃあ、アタシは井端焼き屋、じゃねぇや、炉端焼き屋にする。っても本当にやるわけじゃないけどさ。