蛍の光、いや別れのワルツか、それともドラフトか
FirstUPDATE2021.10.11
@Scribble #Scribble2021 #プロ野球2021年 単ページ 讀賣巨人軍 阪神タイガース ドラフト会議 森木大智 #兵庫 #2020年代 note

「蛍の光」と「別れのワルツ」は異曲、という話がありますが、原曲が同じで拍子が違うだけのものを異曲とする方が無理があると思うんだけどね。ま、アレンジ違いで各々さらにアレンジされたバージョンが無数にあるだけなんじゃないかと。

※現注・こんな感じの書き出しなのは、この回がnoteにおける野球関係エントリの最終回だったからです。以下の文章も細かくセンテンツを割愛していますが、何となく「最終回」っぽいニュアンスのあるエントリになってると思います

さて、上手いタイミングで無事、我が阪神タイガースは終戦になってしまいました。←なーにが上手いタイミングだ!
阪神のことの前に巨人のことを書きます。
いったいどうしちゃったんでしょうかね、巨人。いくらなんでも弱すぎる。どれだけ調子が悪いにしろここまで負けるチーム力じゃないでしょうが。

「中田翔の加入で(加入云々よりもいきなり一軍で使ったことで)チームのムードが最悪になった」

「中4日中5日を連発しすぎて先発が総崩れになった」

「先のないベテランをあまりにもしつこく起用しすぎた」

「気がついたら新外国人が誰もいなくなっていた」

「FAで獲得した梶谷が(案の定)途中で消えた」

「菅野と丸が絶不調」

「原のあまりにも不可解な采配」

エトセトラエトセトラ・・・。
もう、いくらでも原因は挙げられるのですが、こと戦力だけを見れば要因として挙げられるのはすべてプラスアルファの箇所で、仮に好不調の波や加齢による衰えを換算しても去年の7割くらいはやれるはずなんですよ。
しかも9月の頭には首位に立っていた。そこから5割で行ってればギリギリ優勝戦線には残れてたはずなんです。(実際阪神がそんな感じだったし)
なのに<壮絶>という以外ない崩れ方をした。「勝ち方イップス」かのように、どうやって勝っていってたか忘れてしまったんじゃないかと思えるほど、勝ち筋がなくなってしまったんです。

思えば、まァ今年よりはマシだったとはいえ去年の巨人も似たような感じで、終盤になると突然勝てなくなっていた。
一部では「百戦錬磨の原一流の計算」なんて言われてたけど、去年の日本シリーズ、そして今年のオリンピック後の巨人の戦いを見るに、やっぱり原の勝負勘が落ちてるとしか思えないんです。

一方、阪神は、ですが、矢野も勝負勘が落ちている。って矢野は原よりもぜんぜん経験値が少ないけど、一昨年去年と終盤の勝負勘はたいしたものだった。
ところが今年はスパートどころを間違えた。
とくに感じたのがヤクルト戦ではなくDeNA戦の3戦目です。
実はあの試合こそがターニングポイントだったと思う。もちろんヤクルト戦に勝つことも大事だったんだけど、それは「DeNA戦を3連勝で乗り切った上で」だったんです。

あの試合でスアレスを休養日にしようとした。その結果、接戦時のセオリーが崩れて、結果、及川が打たれて負けた。
いくら及川が結果を出してたからといって、あのタイミングで8回で使うのはさすがに酷で、ギャンブルでもスアレスの休養日にしたいのであれば、藤浪でも上げておけば良かった。
藤浪こそ投げてみなければわからない投手だけど、少なくとも「精神的に荷が重い」ということはないし、及川もアレがなければ昨日のヤクルト戦で抑えてたと思う。
昨日の試合だって、あそこまで早い仕掛けをするのであれば中継ぎが絶対的に足りない。ならば藤浪をオープナーにしてガンケルをロングに回しても良かったのではないか。

みんな「キーパーソンは佐藤輝明」って言ってたけど、実は藤浪晋太郎だったんですよ。
正直、アタシ個人としては藤浪への信用は、先発だろうが中継ぎだろうがまったくない。だけれども「出てくるだけで相手が嫌がる」藤浪をどうやって<駒>として上手く使えるか、つまり「いくら四球を出してもいい。どころか失点してもオッケー、それよりも相手が右打者を下げてくれたり、イニングを食ってくれたらそれだけで戦力」という発想で使えなかったのか、と。

調子の落ちている糸井や原口を代打に使うタイミングも悪いし、結果的には勝ったけど土曜日の試合で中野を下げて山本をショートで使ったのも「それは違うんじゃないか」と思った。
昨日の試合も佐藤輝明を下げるタイミングが早すぎる。
藤浪や佐藤輝明ってね、仮に結果が出なくても有象無象の影響があるんですよ。その辺がね、2年前はムードメーカーのガルシアを上手く使ったりして出来てたんだけど、とにもかくにも今年は出来なかったのが残念でなりません。

で、ですよ。
只今22時前。こんな時間まで更新を引っ張ってたのはドラフトの結果を書きたかったから。
阪神は予想に反して小園を一位指名し、クジに外れて大方の予想で言われていた森木を外れ一位で指名しました。
個人的にはこれで良かったと思う。何か、森木って妙に縁がありそうだなと思ってたからね。
背番号は22かな。藤川球児と同じ高知出身だし、来年2022年シーズンだからいいかもね。
あと4位で前川を指名したのが嬉しい。たしかに左打者は甲子園では厳しいんだけど、タイプ的には中距離っぽいし、いい打ち方だなぁと思ってたからね。

そんな感じかね。これでおしまい。てなわけで、さらばじゃ!







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