アタシの姪っ子はイギリスに在住しています。つか生まれた時からイギリスに住んでるわけで、たんに国籍だけで言えば完全にイギリス人です。
両親とも日本人なので見た目は完全に日本人ですが、夢に出てくる登場人物は全員英語を喋ってるらしい、と書けばどれだけペラペラかわかってもらえると思います。
と言っても家庭内では日本語を喋るようにしているらしいし、毎週アタシとFaceTimeでビデオ通話をしているのも、まァ継続して日本語を喋るようにするためです。
何しろ姪っ子とは毎週欠かさず喋っているので、かなりいろんなことを喋るのですが、その中のひとつにプログラミングの話題があります。
向こうでは学校の授業でプログラミングを教えるらしく、具体的な言語名で言えばScratchということになります。
Scratchはウェブ上でも使うことが出来るので、アタシもちょろっと試してみたのですが、純粋なプログラミング言語というよりはエディタとフローコンストラクションの中間のようなインターフェースで、たしかにこれなら初心者には理解しやすいと思う。
思えばアタシがプログラミングを始めた1980年代前半、初心者向けの言語としてBASICっていうインタプリタ言語がありました。つか当時はマシンを起動すれば自動的にBASICが立ち上がる仕様だったし。
しかしそのBASICよりもさらに初心者向けと言うか教育用言語としてLOGOってのがあった。
とくに特徴的なのはタートルグラフィックスってヤツで、<亀>に動き方を命令して、その軌跡がグラフィックとして描かれる、というものでした。
アタシも当時、何度か使ったことはあったけど、下手にBASICに馴染んでいると逆にわかりづらくて「これ、余計わかりにくいんじゃない?つかBASICのがよほど理解しやすいよ」と。
ScratchはLOGOに比べるとはるかにわかりやすいし、LOGOと違って他の言語に移行しやすそうなのもいい。
アタシはプログラマーでも何でもないのでどこがどう優れているとは言えないけど、ゲームで使えそうな機能がちゃんと実装されてるのがいいな、と思った。
やっぱね、プログラミングってゲームから始めることで一番覚えられるしモチベーションも保てると思うんです。
LOGOはそうじゃなかったからね。そういう「継続して続けるモチベーションまで考慮した」ってのは、やはり素晴らしい。
実際姪っ子は、まァゲーム自体はそこまで好きなわけじゃないけど、いくつかゲームを作ってね、アタシもやってみたけど意外と良く出来ていて驚きました。
というかもう痛感したけど、10歳にもならない頃からプログラミングを始めるってのは本当にいいなと思った。ああいうプログラミング脳が一番養われるのは一桁歳だと思うわけで、そこらはプログラミング言語ではなく英語や日本語などのフツーの言語とまったく同じです。
そう考えればプログラミング言語にかんしてはアタシは若干遅かった。もうホントに若干だけど、アタシが本格的にBASICを覚えようと思ったのは高校生の頃だから。せめて中学生の頃に本気でやってたら変わったと思う。
そんなことを言えば英語を本気で、となったなんて40代ですからね。遅すぎるにもほどがある。いやマジで学生時代にもっと本気で英語をやっときゃ良かったと思いましたもん。
ちょっと話は逸れたけど、ピアノとか体操なんかのスポーツと同じで、プログラミングも始めるのが早ければ早いほど感覚で理解出来るようになるはずです。
それこそアタシの姪っ子と同じでね、マジ言語っつーか母国語は英語だからともかく、早いうちから日本語(つまり彼女にとっては外国語)とScratchを覚えようと勉強しているってのは、ちょっと羨ましい。
ところで日本はプログラミングの授業ってあるのだろうか。誰か教えて。