日曜大工、なんて、いや行為そもそもっつーか「日曜日(=仕事が休みの日)にDIYを趣味にする」なんて人はね、そりゃあいっぱいいるんだろうけど、そういや<日曜大工>なんて言わなくなったなぁと。
かつては本職ではなく、あくまで趣味程度なんだけど、腕前としては玄人はだし、なんて人が他人さんからの称賛を受けた時に「日曜○○」と自称する、そんな時代がありました。
「ほほう、お宅、たいした腕前ですな。これはもうプロレベルですよ」
「いやぁ、所詮は日曜○○ですよ」
みたいな感じっつーか。
こうした言い回しがいつ廃れたのかは記憶がない。
でもたしか「日曜プログラマー」なんて言葉はあったはずなんです。
本職は別にあって、休日限定でプログラミング(最近はコーディングって言い方の方が一般的なのかね)する人、個人レベルでパソコン用のフリーウェアやシェアウェアを作ってるって感じの人のこと、ではないけど、そういうイメージです。
さてアタシは、ごくマイナーなスクリプトだけを<それなりレベルで>使える人間です。
かれこれ15年ほど、無数と言っていいほどスクリプトを書いてきたから、いくらマイナーなスクリプトであろうが超ビギナーってほどではない。
でもアタシの書くスクリプトって、もう、致命的な欠点があって、それが「数学関数がわからないからほとんど使わない」という。
学力の問題、と言われれば、まったくもってその通りと答えるしかないのですが、日常的な足し算や掛け算や割り算以外は、何もわからんのよね。
でもさ、ま、アタシが使ってるマイナースクリプト言語じゃあサンプルにならないけど、それこそJavaScriptでもひと通りの三角関数、つまりサインコサインタンジェント、とか言うヤツですよね、は命令として用意されています。
ところがこんなの、15年もスクリプト使ってきて一回も使ったことがない。使い方がわからないというよりも「いったいどんな時に使えばいいのか」さえわからないんです。
だから、そういうのがわかる人からすれば、コイツはいったい、何を回りくどいコードを書いてるんだ、としか思えないと思う。つまりはアンタ、こーゆーことがやりたいんでしょ?だったらコレをアレしたら短くて実行速度も速いのに、と。
でもね、これ、逆に考えたら、アタシレベルで数学なんてチンプンカンプンなんて人間でも、それなりに実用的なコードが書けるってことなんですよ。
つか「プログラム=理数系のやること=無理」って感じの人もいると思うけど、そんなことはない。
自分の仕事や自分の趣味が、ほんのちょっとだけ、ラクになる。それこそこないだ書いたようなテキストファイルをHTMLに変換するとか、ちょっとした手間暇をなくしてくれる物程度はアタシのような数学チンプンカンプンのアタシでも作れるのです。
別にコードを公表するわけでもなければ、同じWindowsならどんな環境ででも問題なく動作するものを作らなくてはいけない、なんてことはない。
コードなんかグチャグチャで構わない。自分のパソコンでさえ動けば十分なんだから。
これが日曜スクリプターの醍醐味です。
大事なのは<フロー>を理解することだけで、命令っつーかコマンドなんか別にコピペで十分。何しろ「お望み通りに動けば何でもいい」んだから。
ただ、これだけは言っておきます。
今から何かしらのプログラム言語を覚えるなら、出来るだけメジャーなものがいいです。それこそ今流行りのPythonとか。
メジャーな言語なら躓いた時も検索すればいくらでも解決法が出てくるけど、マイナー言語はそうはいかないからね。