アタシは卑怯な人間なんで、カンカンガクガクやってる間は無言を貫き、もう誰も関心がなくなったくらいのタイミングであーだこーだ言うっていう。
さて、先の阪神vs巨人戦で巨人の中継ぎ（はっきり言えば敗戦処理に近いけど）が自滅を含めて阪神打線にボロカスにやられて、いわば敗戦処理の敗戦処理として野手の増田が登板したって話なのですが、まァ、ものの見事に賛否両論真っ二つって感じでね。
この件にかんしてはっつーか、表面上だけ見れば賛の意見も非の意見も両方納得出来るんですよ。つまりこれだけキレイに意見が分かれて、どちらの意見にも理不尽さを感じないってことは、結局はね、やり方としてものすごく良い方法でも悪い方法でもなかったんだろうと。
アタシが興味があるのはただの一点です。
ここまであえてボロカスにやられた若手投手、つまり増田の前に投げた投手の名前を出してませんが、アタシはね、この若手投手へのフォローがちゃんとあったか、そして本人は本当に心から納得したのか、その一点に尽きる。
普通に考えれば自分が打たれて代えられることは納得出来ても次に投げたのが野手だったってのはショックどころじゃないと思うのですよ。つまり自分はプロに入ってからろくろく投球練習などしたことがない野手以下なのか、と。
これはね、いわば選手を「潰す」行為なのです。
この若手投手、育成ドラフト7順目の高卒4年目で、ファームで抜群の成績を挙げて一軍に上がってきたという、苦労人にして期待の星だった。つまり絶対潰しちゃいけない素材なんです。
だからアタシはね、投手増田の答えはこの若手投手が握ってると思う。もしこの若手投手がこれから一軍でバリバリ活躍出来るようならあの采配は正解ってことになる、というか。
逆に今まで無双出来てた二軍でも打ち込まれるようなら、それは原監督が＜潰した＞って言われてもしょうがないんじゃないかと、ね。
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