高齢者向けスマホは間違ってる
FirstUPDATE2020.8.15
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高齢者向けに「らくらくホン」なんてもんがあるけど、あれ、本当に売れてるのかね。ウチの母親も十分すぎるくらいの高齢者だけど、絶対あんなの勧めないもん。

つかさ、アタシは現今の「高齢者向けスマホ」ってもんの方向性自体が完全に間違ってると思うんですよ。
根本的な話ですが、この手のスマホはやたらに低性能になってるけど、こんな意味のないこともない。むしろこういうカテゴリの製品こそ高性能にすべきなんです。
なんて書くと「高齢者はゲームとかしないから低性能なので十分だろ」なんてトンチンカンなことを言い出す人がいるけど、商売の基本がわかってない人の意見です。

まず肝心なのは「この手のスマホを買う高齢者はカネは持ってるケースが多い」ということです。
カネを持ってる層から搾取するなんて商売の基本中の基本であり、むしろ低価格で売る理由はどこにもない。
さらに高齢者の場合「完全に使えなくなるまで買い換えることはない=買い換えを一切期待出来ない」のです。これも高額で売る理由です。
ただこれだけでは高性能にする理由がないんだけど、もうひとつ一番重要なのが「高性能にした方が(低性能でない方が、と言い換えてもいい)サポートの頻度が減る」ことになる。高齢者へのサポートなんてただでさえ大変なんだから、極力高性能な方がいいんですよ。

視力を考慮して大画面にするのは当然のこととして、バッテリーも極力保つ方がいい。
アタシが思う理想の高齢者向けスマホの最大の特徴は「取っ手付」というところです。昔の受話器の持ち手部分のようなものを柔らかい素材で覆って背面に付ける。んでそこにバッテリーを内蔵する。
たしかに馬鹿デカくなるけど、それでいいんです。あんな薄っぺらいスマホよりも高齢者にはよほど持ちやすいはずだから。

ソフトウェアなんてホームランチャさえ作れば十分ですよ。もう、あとは「徹底した安定性」だけ追い込めば、それがイコール高齢者向けってことになると思うのですがね。







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