先日ね、「たしかに」を<返し>として連発するのはちょっとイラつく、みたいなことを書いたのですが、今回はそこまではいかないけど、何つーか、何で急にみんなそんな言い回しをしだしたんだろ、と。
ま、「みんな」とは書いたけど、完全に関西限定、それも結構若年層限定だと思うのですが、えと、今から20年ほど前くらいからかな、急に「知らんけど」って言葉が流行りだしてね。
もしかしたら元ネタがあるのかもしれない。芸人かなんかが口癖のように言ってて、それが浸透したみたいな。ただ、まァ今でこそ関西住まいのアタシですが長年関東住まいだったので想像の域でしかないし、元ネタが何なのかはあまり重要ではありません。
だからね、そこは置いといて、実際どんなふうに使うのかというと。
「そういうたら○○と△△、離婚したやん。けどあれ、偽装離婚やってな」
みたいなね、芸能ネタの世間話をしてたとしますわな。んで、その後に「知らんけど」を付ける。さっきの例に付けるなら
「そういうたら○○と△△、離婚したやん。けどあれ、偽装離婚やってな。知らんけど」
となるというね。
これね、最初はツッコミ待ちだったと思うんですよ。「知らんのかい!」みたいな。つまり最初はただのボケだったというか。
それがいつしかツッコミがなくなった。ツッコミなしで当たり前のように「知らんけど」で会話が終わるようになった。
でもね、ツッコミが消滅した→ボケ扱いでなくなった。けどただの会話になったからこそ当たり前にみんなが使うようになったと思うんです。
しかし元がボケだっただけに失礼になりづらい。「知らんけど」を不快になったとしても「いやツッコミ待ちなんですけど」で逃げられるからね。