いくら興味はあっても書けないネタ
FirstUPDATE2020.7.30
@Scribble #Scribble2020 #やぶにらこぼれ #その他の街 単ページ 貧民窟 木賃宿

アタシもたいがい当サイトでいろんなことをネタにしてきました。ま、15年以上駄文を書き続けるってのはそういうことでして。

もちろん関心はあるけどネタにしてないこともある。当サイトのポリシーとして政治的、イデオロギー的なことは一切書かないってのは決めてるのですが、それ以外にも「どうも、ネタにしづらい」なんてものもある。

今までで結構勇気がいったのは、第二次の頃まで事件事故についてウダウダ書く「読み解かない」シリーズとか、あと取りようによっては地域差別的に読めなくもない「街」シリーズですね。こういうネタはどこの誰を刺激するやもわからないので、相当慎重に書いていました。
それでもそれらは表現さえ気をつけていれば、まだ何とかネタにも出来る。しかし題材そのものにややこしい問題がある場合は本当にネタにしづらいんです。

アタシがネット情報に飽き足らず図書館に行くレベルで興味のあるもののひとつに貧民窟があります。
今も低所得者が多く住む地域は残っているけど、貧民窟はそのレベルではない。しかしさすがに現今、いろいろあってもう貧民窟と呼ばれるような地域はなくなったと思ってる。これも感じ方の問題だから難しいんだけど。

ただの貧乏とも、木賃宿で寝起きする人やルンペンとも違う。本当に何と表現したらいいのか難しい。どうしても差別的表現を用いないと表現し切れないのです。
さっき書いたように、今は貧民窟は存在しないと思ってるんだけど、それでもね、敏感に反応する人がいても何ら不思議ではないと思うし、調べれば調べるほど「そこの腹は探られたくないわな」と思ってしまいます。

つかこれは当サイトの宿命っつーかね、絶対に端から端までクソ真面目に書けないもん。論文じゃないんだから。完全にエンターテイメントとして書いてる限り、どこかにフザけた表現が混入してしまう。
ならばもう、書かない、しか方法がないんですよね。







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