目下アタシの悩みは、いや「目下」じゃねーな。昔っつっか子供の頃からなのですが、とにかくアタシは身体が硬いのですよ。
おそらく慢性的な腰痛ならび背中の痛みも身体の硬さから来てるんだと思うし、運動神経が致命的に悪かったのも、それが全部ではないけど身体が硬いのと無関係ではないと思う。
どれくらい硬いかというと、前屈なんて酷いもので、地面に着くなんてとてもとても。だいたい、そうですね、膝と足首の中間まで行けばいい方なんだから。
だからね、柔軟体操が何よりも嫌い。辛いとか痛くってってよりも、自分のダメさ加減が嫌ってほどわかるから。あれはもうトラウマレベルでコンプレックスになっています。
まァね、身体が硬いからってそこまで日常生活に支障をきたすほどではないし、事実このトシまで大きな怪我もせずに来たんだから。
ところが最近になってつくづく嫌になるのが、背中がかけないのですよ。身体が硬すぎて。
以前、スチール製の鋭利な孫の手を探し回ってる、みたいな話を書きましたが、ほんと、あれがないとどうしようもない。だから今は家用とクルマ用とさらに予備を常備している。そうしないとにっちもさっちもいかないからさ。
でも本当は常にね、カバンに入れて持ち歩きたいんです。
というのも、どうもおかしなところが慢性的にカユくて、場所で言えば肩甲骨の下あたり。これが自分ではどうしてもかけないのです。
いや身体が柔らかい人ならイケるのかもしれないけど、アタシは右手だろうが左手だろうが上から手を回そうが下からだろうが、どうしても届かないっていう。
あんまり同じところが長期間カユいんで「もしかしたら何かカブれてるんじゃないか」と思ったんだけど、見た感じは何ともない。なのに唯一、どうしても手が届かない場所がいつまでもカユいという。
つまりアレだな。これからは肩甲骨の下を「すっぱい葡萄」と呼ぶことにしよう。