たしかにマンには軽くイラつく
FirstUPDATE2020.7.4
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別にね、<ねら>用語でいうところの「ま~んw」ってことじゃなくてね、わかりづらいけど「たしかにマン」でひとつのワードっていうか。

人間、どんな時にイライラするのかというと、あ、これ、見下してきてるな、とか半ば馬鹿にしてるな、と感じた時だと思うのですがね。
もちろん、ただの思い過ごしというか、こちらが過敏になりすぎているだけで先方に馬鹿にする気持ちが一切ない、なんてことも多々ある。ま、勘違いってヤツです。
ただし、いやたしかに勘違いかもしれないけど、その言葉は使わない方が、よしんば使っても多用しない方がいいのにな、なんてことはある。

アタシが過敏に感じてしまうのが「たしかに」って言葉です。
いやさっきも「たしかに勘違いかもしれないけど」って書いたばかりだけど、この用法なら問題ない。そうじゃなくて返しが「たしかに」だけ、の人って結構いる。

「○○ってこうじゃね?」

「たしかに」

「でも△△なこともあるよな」

「たしかに」

これがね、どうも、モヤモヤしてしまう。
いったい何年くらい前からかなぁ。相槌として「たしかに」を多用する若者が突然増えた。
しかも口癖になっているのかこっちが何を言っても「たしかに」だけを連発してくるんです。

それこそね、同じ同意するにしても「そうですよね」とか「なるほど、そういう考えもありますよね」とかいろいろ混ぜてくれたら、ひとつくらい「たしかに」があっても目立たないですよ。でも<たしかにマン>はほんと、鳴き声じゃないかと思うくらい「たしかに」しか言わないですから。
で、たしかに<マン>と書いたけど、実は女性の方が「たしかに」を連発する人が多いような気がする。だから正確には<たしかにレディ>か。

これ、マジでね、口癖レベルになってるなら止めた方がいいよ。別に怒るこっちゃないけど、軽くイラつかせる言い回しであるのは間違いないんだしさ。







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