それにしても、どうも自分って人間がわからないというか、この未曾有の事態に直面してね、怒り、だったり、悲しみ、だったりみたいな感情がイマイチ湧いてこないのはどういうことだろうと。
以前から書いてるように、アタシは見た目に反してあまり怒りの感情がない人間です。物言いはキツいけど「感情があらわになるから」キツい言い方になってるんじゃないわけで。
それでもね、2011年の震災の時は、当時のTweetを見るとやっぱりそれなりに怒ってはいるんですよ。政府の方針だったり、ネットに蔓延る莫迦な意見にたいして。
それが今回はほとんどない。
こないだひろゆきやホリエモンに呆れたってことは書いたけど(現注・当該エントリはオミット)、たんに「黙れ」と思うだけで反論する気すらない。マスクをしてない人や大騒ぎしてる連中を見ても何にも思わない。
何というか、死ぬ時はどうせ死ぬんだから、というかね。
アタシは昔のことを調べるのが好きな人間だけど、結局人間って「自分にとって都合の良い、もしくは自分とは無関係の<強制>」はモロ手を挙げて賛成するんです。
でも都合が良かろうが悪かろうが、国が個人に強制するなんて良いことのわけがない。
徴兵だって、国のために戦うのがカッコイイとされていた頃までは本気で志願する人がそれなりにいたんです。徴兵が嫌だという感情が芽生えだしたのも死ぬという未来しか見通せなくなってからの話で。
今、<強制>に賛成している人も自分にとって都合の悪い<強制>になったら反対するに決まってる。それこそ徴兵なんてなったら死ぬ気で拒絶するはずです。
戦争が悪いんじゃない、強制が悪いんだ。
これは戦争をコロナに置き換えても同じはずで、だからアタシは強制には賛成しないし、誰かを強制するような真似はしたくない。つまり仮に良くない行動をしている人を見ても怒りの感情は湧いてこないんですよね。