テレビでは「コロナを恐れない若者」が叩かれ、ネットでは「買い占めする中高年」が老害と叩かれる世相ですが、今回は後者にスポットに当てたいなと。
アタシも買い占めはしてないとはいえ完全に後者側の人間ですが、やっぱね、ちょっと考えてしまうんですよ。
トシをとるとどんどん羞恥心が薄れると言いますが、さすがにあれだけ表立って行列を作る様にたいして「はしたない」という言葉が浮かんでしまう。
いやね、そりゃあ、こんな情勢です。買い溜め(≠買い占め)も必要でしょう。だからそこは責めるつもりはないんです。
アタシが問題視しているのは「表立って」買い占めたり行列を作ってるところなんです。
今はインターネット万能時代ですから「ネットオンリーのコミュニケーション」が存在する。しかし買い占めや行列を作る中高年はそれはあんまりないはずですが、その代わり、ではないけどリアル世界でのコミュニケーションは多いと思ってたんです。
こんな情勢になればリアルコミュニケーションの幅が広い中高年は絶対に有利だと思っていた。もちろん<裏>には違いないけど、こっそりマスクやトイレットペーパーを入手する<術>を持ってるはずだと。
ところがそんなことなかった。つかリアルでもネット上でもコミュニケーションがない人たちってどんな人生だったんだよ、と。
褒められたことではないけど、昔は地域の人たちは「本当にイザという時のために」地元ヤクザを抱え込んでいたんです。よっぽどの事態にならないと使わないけど(やっぱ後々ややこしいから)、それでも生きるための<術>を用意していた。
それが、それってヤクザじゃなくて<社会的な裏ルート>って意味ね、がない人が今は多い。<裏>を持ってないから恥も外聞もなく<表立って>買い占める。
使う使わないは別として裏ルートは確保しとかなきゃ。ねぇ。