志村が・・・
FirstUPDATE2020.3.31
@Scribble #Scribble2020 @ドリフターズ #コロナ #追悼 単ページ 殺された

いくらなんでも、ちょっと、メチャクチャすぎるというか、いろんな状況を見聞きしていくにつれ「もうほとんどダメなんだろうな」とは思ってはいたのですが、実際そうなってみると喪失感がハンパない。

2020年3月29日、志村けんが逝去しました。
志村けんはアタシが「人気を得ていく様」を見た初めてのコメディアン、芸人です。
何をやってもさっぱりウケなかったのが、突然(という演出だった)「東村山音頭」を歌ったことで一転して「何をやってもウケる」ようになった「あの夜」の印象は強烈で、人を笑わせる上で先入観というのがどれほど重要なのかを学ばせてもらいました。

思えばアタシは志村けんについてかなり辛辣なことを書いてきました。しかし以前も書いたように、その<能力>や<才能>にかんしては一度も疑ったことがない。主に批判的だったのはその<やり方>だけで、ちゃんとした神輿を用意してあげれば長年の間「もっとも輝けるコメディアン」だったとずっと思っていました。
実際、見事な神輿を用意することが出来た「となりのシムラ」は同じくNHKでコント番組をやった松本人志や内村光良との実力の差をまざまざと見せつけていましたから。

その、志村が、死んだ。亡くなったというよりは、死んだ、という表現の方が適切だと思う。それは志村を低く見ているわけではなく、コロナっつー野郎に殺られただけだから。だから本当は「殺された」んです。
あれだけ拒絶反応を見せていた主演映画の撮影を間近に控えたこのタイミングでってのはあまりにもムゴすぎる。いわば最悪のタイミングで殺されたんです。

何で?何で志村けんなの?
何で<今>なの?
神様ってやっていい事と悪い事の区別がつかないの?

とんでもねぇ、アタシャ神様だよってのは志村けんのギャグだけど、今の神様があまりにもダメダメだから志村けんが<代役>に選ばれたんだ。ああ、もう、そう考えるしかないわ。







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