またオレ何かやっちゃいました?
FirstUPDATE2020.3.14
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エントリタイトルは某ラノベの有名なセリフらしく、すでにギャグにさえなってるようなんですがね。

でもさ、こないだコロナのことを書いたけど、その時の「他人をやたら頭が悪いと思う=自分は賢者ポジション」ってのも、結局「何かやっちゃいました?」ってなりたいだけのような。
それはいいんだけど、こうしたセリフに代表されるように「何の能力もない男が異世界で大活躍して祭り上げられる」のが特徴のラノベが多いらしいですが、これって読者は感情移入出来るのかな?とフシギなんですよ。

たしかに「何の能力もない」男が大活躍するってのは感情移入出来る要素だとは思うんだけど、これってただの設定なんですよ。
オハナシってのは物語の中で感情移入してしまうようなエピソードを紡いでいって感情移入させていくもんだと思うんだけど、どうも多くのラノベはいきなり異世界に飛ぶらしく、つまり「何の能力もない」って説明するためのキャラクターエピソードがないみたいで。
つか能力が「ある」を説明するのは簡単だけど「ない」を説明をするのは難しいんですけどね。

物語が最低ラインをクリア出来るレベルになるか否かは「どれだけキャラクターエピソードがちゃんと出来てるか」にかかっている。逆に言えばそこがいい加減だとどれだけ画期的なストーリーでもハナシに入っていけないから面白く感じられない。
しかもそこをちゃんとやっておかないと王道展開もままならない。「主人公が絶体絶命のピンチの時に、冒頭にしか出てこないような思わぬ仲間が助けに来てくれる」なんて激アツ展開だって、短くてもいいから、お助けキャラのエピソードがしっかり描けていればこそ感動出来るわけでね。

王道を使いたくないならそれでもいい。でも王道に立ち向かう覚悟でないと絶対玉砕する。無視したり知らないで済むほど王道は甘くないよ。







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