そのチャレンジ精神は買いたい
FirstUPDATE2020.3.3
@Scribble #Scribble2020 #アタクシ事 #音楽 #笑い 単ページ コント 音だけ 掛け合い漫唱

もうね、少なくとも10年以上ぶりに昔の音源を聴き返して自分でビックリしたんですがね。何の音源かと言えば、アタシ(正確にはアタシたち)がかつてやってたユニットの音源です。

録音したものすべてが手元に残ってるわけじゃないし、同じ曲でももっと出来の良いテイクもあったと思うんだけど、それでもいろいろ感じることがあって。
まず何よりアタシの歌の下手さ。ここまで酷い歌だったのか。あらためてガックリした。自分ではもうちょっとレベルでは上手く歌えてたつもりだったんだけどなぁ。

まァそれはいい。そんなことより非常に驚いたことがあって。
アタシは当サイトで「エノケン&二村定一」とか「藤田まこと&白木みのる」などによっておこなわれた<掛け合い漫唱>について書いてきました。
でね、自分たちの音源を聴いてみると、やってるんですよ。いや正確には「掛け合い漫唱っぽいことをやろうとしている」というか。

出来てるか出来てないかで言えばぜんぜん出来てない。つかその当時、アタシは掛け合い漫唱にたいする知識が皆無に近かった。エノケンと二村定一の掛け合い漫唱なんかただの一回も聴いたことがなかったからね。
だから到達出来てないというよりは「偶然、掛け合い漫唱っぽいことをやろうとしていた」というべきか。

けど逆に考えれば無意識に掛け合い漫唱めいたことにチャレンジしようとしていたってのはすごい。不遜を承知で書けば、この時点ですでに「音楽と笑いの融合の<本質>を理解していた」ということになるんだから。
いや冗談抜きに、今の知識があればアタシたちのユニットもいい方向に行けたかもとは思う。だって現今誰もやってないことだしさ。

あ、でもやっぱ、アタシの歌唱力じゃあねぇ。そこは知識とは関係ないことだからさ。







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