何度もしつこく書いてますが、アタシは某掲示板が蛇の如く嫌う自己顕示欲を肯定しています。理由としては「自己顕示欲なしに金銭を得る=稼ぐのがあまりにも難しい」と思うからです。
そりゃあね、人知れず何かをやり遂げて大きな金銭的報酬が得られるならいいですよ。でもそんなのほんのひと握りの天才だけ。凡人は「どれだけ自分の顔と名前が周知出来るか」、その数で報酬が決まると思っている。だから凡人は自己顕示欲がある方がカネに困りづらいんです。
しかしね、ここが難しいところなんだけど、自己顕示欲だけで何かをやり始めても、そんなことは長続きしない。金銭的報酬という<やりがい>がないと自己顕示欲は続かないんです。
金銭的報酬抜きで、自己顕示欲<だけ>でやれる限界がね、アタシは3年だと思うわけで。
最近つくづく思うんだけど、それがYouTubeとニコニコ動画の分かれ目だったなと。
YouTubeはいち早く<自己顕示欲=金銭的報酬>になる仕組みを作った。しかしニコニコはユーザーの自己顕示欲という欲に依存して金銭的報酬の仕組みを作ることを怠った。
これは浅草の話の時も書いたけど、心意気や趣味的なことやボランティアなど金銭的報酬抜きの<感情>に頼ったもので上手くいくことなどないと思う。仮に本人たちが金銭的報酬を望んでなかったとしても、貢献者に金銭として還元しない事業は絶対成功しない。
最初はまァ、甘えてもいいかもしれない。資金繰りの問題とかもあるだろうし。でもちゃんと軌道に乗りそうになったら開始から3年の間に死ぬ気で還元のシステムを作らなきゃ。動画なんて手間暇もリスクヘッジも必要なことをやらせてるならなおさら、ね。