まさにプロの所業
FirstUPDATE2020.2.29
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芦田愛菜の話なんですが、この子、いつ見ても感心するのは、とにかく表情が完璧でね、本当に機械で制御しているみたいに求められるベストの表情が出来るんですよね。

しかも同じ<薄く笑う>でも数種類の使い分けが出来るようで、まるで「ドラえもん」のひみつ道具である表情コントローラーでも使ってるが如く「あたたかく微笑んでいる」と「皮肉っぽい目つきでニヤニヤしてる」を完全に使い分け出来るレベルなんですよ。

大人が思い描くような子供らしい表情も出来るし、特別知的な発言をしなくても「知的な中学生」の表情が出来るから黙ってても知的に見えるっていう。
しかもね、天才だからって感じでもなく、顔の筋肉のコントロールが出来るように、それこそ乳児の頃から鍛えまくったって感じなのがコワイ。

前に「阪急電車」って映画のことを書いたけど、あの映画でベスト演技賞を与えるなら宮本信子と芦田愛菜がダブル受賞ですよ。
けどさ、宮本信子は経験豊富なベテラン、芦田愛菜は6歳ですよ。なのに<同格>の演技が出来るのは、ある意味宮本信子を超えた「完璧な表情」が作れたからだと。

近年は「芦田プロ」というニックネームからさらに発展して「人生2周目」みたいに言われるけど、もしかしたら本当にそうかもな。あんなん生後すぐから訓練してもたった6年であれだけの表情演技は出来ないよ。常識的に考えれば50年はかかる。しかも50年間努力し続けてやっとレベルでね。
となるとやっぱ、本当に人生2周目かもね。それも前世で努力しまくった末の2周目。

そうなると、やっぱりプロの呼称の方がピッタリすぎる。プロだから可能な限り努力してきた、しかも1周目の人生を捨ててまでも。
ね?どう考えても「芦田プロ」の方が合ってるでしょ。







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