ネタとしてはたいして面白くないのに、いやそもそもそこまで笑わせようみたいな意思が薄いのに、何故か特定のことを突かれると笑ってしまう、なんてことがあるはず、じゃない?そうでもないのかね。
アタシが<そこ責められると弱い>と自覚しているのはふたつ。
ひとつがチンパンジーネタ。「さかい」シリーズで「大大阪観光」という1937年のドキュメンタリー映画の話を持ち出してね、んで映画の中に天王寺動物園でチンパンジーがタバコを吸うシーンがあるんだけど、初見の時は呼吸困難になるほど笑った。しばらく思い出し笑いが止まらなかったくらいで。
冷静に考えればそんなに面白いわけでもないんですよ。つかチンパンジーネタに特別何も感じない人からすれば「そもそも笑うシーンか?」と思われるかもしれない。
でも、だからこそ<弱い>と自覚しているわけで。
もうひとつが刺繍ネタです。
先日放送されたモヤさまにね、まさにアタシ好みの刺繍ネタが出てきてひっくり返って笑ったんだけど、要はスーツの裏地に苗字を刺繍してるっていうアレです。
ま、今どきの人らはしないんだろうけど、昔はオーダーメイドの証と言わんばかりに、みな苗字の刺繍を入れてたんです。
それ自体はそこまで面白くないんだけど、アタシが弱いのは「誰かよくわかんない人の苗字が刺繍されてる」っての。こないだのモヤさまではリサイクルで買ったジャケットに「井田」って入ってたけど、もうこういうのがおかしくてたまらない。
つか、ダメだ。思い出すだけで、これ書いてる指が震えるくらい面白い。
でもこれもチンパンジーネタ同様、ほとんど理解されないんだろうなぁ。というか今思いついたけど、このふたつを合体させたらマジで笑い死ぬかもしれない。チンパンジーが着ているジャケットをそっとめくったら・・・。いや逆に殺し合うかもなぁ。