こないだ「ぜんぜんテレビを見てない」みたいなことを書いておいてナンだけど、やっぱね、それでも紅白は見てしまうんですな。番組そのものが見たいってより無理矢理にでも歳末感を出すために。
正直一番印象に残ったのはけん玉でもマジックでなく氷川きよし(きーちゃんって書かないと怒られるのかな)の歌の上手さだったんだけど、まァその話はいい。
たしかにアタシはオッサンだけど、昔からアイドルってもんに何の興味もない。だから年齢云々関係なく、やっぱね、欅坂46の演劇感は笑ってしまいます。ファンから怒られるのを承知で書けば<安っぽい>演劇感なんだけど。
アタシはミュージカルやレビュウとは違う、こうした「演劇としての歌謡」を認めている。前も書いたようにゲルニカだってモロ「演劇としての歌謡」だったし。
それにしても平手友梨奈の失神はどうなんでしょ?
アタシはね、この子からオーラとかスペシャル感みたいなのをまるで感じないんです。突飛なわりに<輝き>がない。つかエネルギー放出の果ての失神っていうふうに見えないから圧倒されることなく、つまりは笑ってしまうんです。
でもこれはこれでいい。ちゃんと先駆としてオックスってのが50年ほど前にいたんだから。あ、オックスはグループサウンズのバンドね。
最後、他のメンバーに抱えられて平手友梨奈が退場したみたいだけど、介抱した他のメンバー(誰かは知らない)も笑ったらダメだよ。そこは最後まで芝居を通さなきゃ。そこにビートたけし的なやり方はいらない。
それこそオックスを見習って「失神の連鎖」をやるべきっしょ。つか忙しいか暇か知らないけど野口ヒデト、今は真木ひでとか、に欅坂46に失神指導してやって欲しい。
NHKって全部テロップ出るからさ。
「失神指導 真木ひでと」
って出たら死ぬほど笑える自信あるわ。