最初の時点で腐りかけてたランバダ
FirstUPDATE2019.12.28
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歌謡曲でもJ-POPでもいいけど、そういう大衆的な楽曲は「まず歌詞から腐っていき、次にアレンジが腐る」と言われます。

ま、ずっと腐ったままではなく、長期間熟成させることで良い感じに発酵したりするんだけど、面白いのが腐った順ではなくアレンジから発酵していくんですよね。
そんな中、聴いた瞬間「こりゃ、いけねぇ」と思った楽曲がある。まだ世間に登場して間もないのに早くも腐りかけている。
それが「ランバダ」だったわけで。

一応歌詞もあったみたいだけど、アタシはほぼインストゥルメンタルバージョンしか聴いたことがない。つまり一番最初に腐る歌詞がないのです。
しかもこれ、非常に珍しい「メロディが腐りかけてる」ってヤツで、普通はメロディだけは簡単には腐らないのです。だからもうその腐る速さといい「メロディが腐りかけてる」ってのといい、きわめて特異な存在だったと言えるでしょう。

いやもう、この際はっきり言っちゃいますが、最初の時点ですでにダサかった。なのに無理矢理、かはわからないけど、とにかくマスコミが必死になって「世間はランバダブーム!」って煽ってる感じがしたんです。
この謎のランバダブームは1990年前後の話だけど、ま、要するにバブル真っ只中。もうありとあらゆるモノを消費つくして、とうとうこんなダサいものにまで狂乱するようになったのか、と。
つかさっき「マスコミが煽った」みたいに書いたけど、んでたしかにテレビでランバダブームってやってたけど、これ、本当に流行ったの?

そしてある意味すごいのは、ブームから30年経っても「まだダサい」んです。つまり腐ったまま、ぜんぜん発酵されていない。
これって実はすごいことなんじゃないの?だって普通は発酵するもん。







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