プロ野球選手(<元>も含む)のユーチューバー転身が盛んな昨今ですが、2018年度限りで阪神の打撃コーチを辞任した片岡篤史も始めたようで。ま、高木豊の差金だろうけど。
まァ結構言われてたことだけど、この人、この人ってのは片岡ね、の知識量と記憶力は本当にすごい。よくもまあ、ここまで覚えているものだと感心するほどで。
ただどうも、何となく、元プロ野球選手の喋りとは思えない。陽キャか陰キャかで言えば陽キャなんだろうけど、知識の開陳の仕方が<オタク>っぽいんです。
次から次に<オタク>的な知識が溢れ出して、すぐに話が脱線してしまう。それも会話の流れで脱線してるわけではなく、思い出したんだから喋っておかないと気が済まないみたいな感じで。
これはもう、如何にもコーチに向いてない。おそらく抽斗はいっぱいあるんだろうけど、相手が理解出来てる、いや理解云々以前に話についていけてるいけてない関係なく自分のペースで話を進めたがる。実際アシスタントが「え?え?本題どこに行ったの?」みたいになるケースが頻発してるもん。
何度も書くように、実は「教える」ってのは一番難しいんです。知識があれば、能力があれば教えられるものじゃないし、それこそプロ野球の世界でいっても名選手が必ずしも名コーチになれるわけじゃないから。
かつての名伯楽、西本幸雄が「良いコーチとは同じことを<まるで初めて教えたかのよう>に説明出来る人間」と話してましたが、良くも悪くも抜群の記憶力がある、しかも相手のペースに合わせることが苦手そうな片岡にそれが出来たとはとても思えない。
一回教えただけで出来るなら、そんな選手にはコーチなんかいらないんです。というかスポーツなんてのは「頭では嫌ってほどわかってるのに身体がそのように動かない」ものです。
ま、もうコーチはしないだろうからいいんだけどさ。
ってコーチじゃなくて中日の二軍監督になったとか。ま、片岡もコロナでヤバい状態になったり、結構波乱万丈だなぁ。 |
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