2019年度のドラフト会議で最大の注目選手だった佐々木朗希はパ・リーグばかりの4球団競合の末、千葉ロッテが交渉権を獲得しました。
たしかに素質はものすごいものがあるけど、ま、アタシは、あんまり興味がなかった。実戦経験も乏しいし、いくらなんでも身体が弱すぎる、と。
とはいえあくまで現時点の話であってね。これから佐々木がどうなるかわからないんだけど、ただ一つ気になることがある。
それは韓国遠征の時に「辛いものが苦手」ということであまり食べなかったというんです。
いやそれはたまたまかもしれないけど、もしかしたら食が細いタイプなのかもしれないと。そうであればこれは相当しんどいぞとね。
野球選手はね、他のことはセンシティブでもいいと思うけど、こと食にたいしてだけは図太すぎるくらいでないとダメだと思うんです。
もちろん量を食べることも求められる。というか食の細い選手で大成した例ってあまりないんじゃないの?つかいくらセンスがあっても食べられない選手は怪我がちだったりシーズン途中でヘバったりするからね。
金本はもともと食が細かったらしいけど、現役時代は無理矢理食べていたといいます。吐いてもまた無理矢理食べたと。だから現役を辞めた時に一番思ったのは「これで無理に食べなくてよくなる」ってことだったらしい。
そう考えると川藤の「とにかくメシを食え」ってのはまったく正しい。若い時は栄養管理なんて考えずにとにかく量を食べなきゃいけない、正確には量を食べられる身体にしなきゃいけないわけで。
野球選手は食うのが仕事なんだから、四の五の言わずにとにかく量を食え。
これを老害思考と思う人がいるかもしれないけど、だったら「オレは食べられないけど一流になったっていうパイオニアになる」くらいの気概がないとね。