折りたたみスマホはソッチじゃなくね?
FirstUPDATE2019.10.18
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製品としての出来が未完成すぎて散々叩かれたサムスンの折りたたみスマホもようやく本発売されましたが、どうもアタシ的はね、みたいな話です。

いやサムスンだけでなく同じく折りたたみスマホを出したファーウェイにも言えることなんだけど、折りたたみスマホの方向性にたいして思い違いをしてるんじゃないかと思いましてね。
どちらも「折りたたんだ状態でスマホ、広げればタブレットとして使えます」って方向なんだけど、アタシはこれは、仮に技術が進んでも発展しない製品ジャンルだと思うんですよ。
そりゃあ、いずれは折りたたみの<シワ>とか目立たなくなるのかもしれないし、厚みも解消されるのかもしれない。いや<シワ>問題は相当なブレイクスルーが必要だとは思うけど。

でもね、それらが解消されたからといって、スマホとタブレットの、いわば2イン1に需要があるのかよ、と。
というか「ここはスマホよりも、より大画面のタブレットの方がいいな」と思えるようなシーンって意外とないと思うんです。つか用途が根本的に違うと思うし、また今後は根本的に変えないとタブレットは生き残れないとも思うんですよ。
これってね、前に書いたけど、スマホをディスプレイに繋げばパソコンとしても使えるってのに似た発想だと思う。
大は小を兼ねるという言葉はあるし、そんな実例はいくらでも見つかるけど、小に大をやらせた、んでそれが当たり前になったことなんてあるんでしょうかね。

アタシはこういうのは典型的な<男の子的発想>であり、わかりやすく言うなら<十徳ナイフ的発想>だと思う。
コンパクトにまとまったガジェットに、複数の用途を盛り込みたがるのはわかるんだけど、いざやろうとなると「使いづらいだけ。実用に耐えない。こんなことなら別途もうひとつ専用のを持ち歩いた方がはるかにマシ」ってのことになるのがオチっていうか。
つまりね、スマホにタブレットやパソコンを兼ねさそうって発想自体に無理があると思うんです。どれだけ完成度の高い製品であろうが、喜ぶのは一部のガジェットヲタだけで、そのガジェットヲタでさえ、その使いづらさに辟易して、やがて常用しなくなるっつー。

もう一度言いますが、小で大を賄おうとさせるよりも、大は小を兼ねる的発想の方が成功の確率が上がると思う。スマホだって結局は大は小を兼ねる的発想でどんどん大きくなってきたんだと思うし。
とは言えコンパクトなスマホの登場を待ってる人は一定数、いることはいる。ただやっぱり、今さら小さい画面でもいいよ、と戻る人が少ないことも事実だと思うわけで。
だったらね、もし今後、技術が成熟して、折りたたみディスプレイが実用的になるとするなら、スマホ←→タブレットではなく、今のスマホが折りたためるものじゃないかと。つまり開いた状態が今のスマホサイズになるような。

でもただ折りたたんだだけじゃ、それこそガラケー時代から進歩がない。だったらさ、流行りそうで流行らないスマートウォッチになればいいんじゃないのかね、と。
ま、たしかに今のスマホが半分になっても腕時計としてはかなり大ぶりにはなるけど、これは世間の目が慣れれば問題はなくなると思う。
腕時計型ケータイはかなり前からあるけど、これは技術的な問題というよりは、あまりにも使いづらすぎて発展しませんでした。ウルトラマン世代の人からしたら一見カッコ良さそうに思うかもしれないけど、あんな状態で通話がし辛いなんてちょっと考えたらわかると思うしさ。

というか通話に限らず、今のスマートウォッチも同じなんだけど、腕にはめている限り、絶対に片手で操作しなきゃいけないんですよ。そこは人間の腕が増える技術でも出来ない限りはどうしようもありません。
やっぱ、操作したい時は、仮に普段は腕に収まってたとしても、取り外した方が使いやすくなるのは誰にでもわかる。んで取り外したからにはあんな小さい画面ではなくて、今のスマホくらいの画面サイズがあった方がいい。

つかスマホの収まり場所っていまだに最適解がないじゃないですか。
女性なんかだとカバンに入れてたりするし、男だとポケットに、ジジババだとケータイポーチみたいなのに、とバラバラです。しかもどれも一長一短がありすぎる。
だったら「スマホは腕に!」って提案は余裕でアリだと思う。まだデファクトスタンダードがない今だからこその提案だとも思うしさ。
普段はまるで腕時計のような感じで収まっていて、もちろん確認程度なら腕にはめたまま出来るんだけど、いざちゃんと使う場面になれば腕から外してスマホとして使える。
これならまァ、これがスタンダードになるとまでは言い切れないけど、少なくともタブレットにもなるスマホよりは確実に需要はあると思うんですよ。

そのためにはマグネットの仕組みを徹底的に利用して、つかマグネットのさらなる発展が必要だとも思う。
2019年に発表されたInsta360 GOですか、まァアクションカメラの一種なんだけど、マグネットを全面的に活かしたかなり面白いコンセプトの商品です。
アタシはこれを見てね、これからはマグネットの時代だと痛感した。アタシもマグネット式のUSBコネクタを使ってるけど、マジで便利だもん。
アタシが夢想するスマートウォッチにもなるスマホを作るならマグネットをキチンと活かさないとマズい。腕からの着脱とかマグネット式でないとかったるくてやってられないと思うしさ。

アタシの夢想はさておき、別に折りたたみのじゃなくてもスマホメーカーはもっとマグネットを有効活用すべきですよ。つかこんなにスマホの拡張に使いやすいモノはないんだからさ。

これ、今ならScribbleに書くネタだなぁ。この頃は書く場所がなくて無縁仏扱いにしたけどさ。←と2022年に書いたんだけど、結局本当にScribble扱いにしました。無縁仏が廃止になったんでそうするよりしょうがないでしょうが。




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