アタシはマジでロックに興味がない。いやロック自体は素晴らしいものだと思うし、やってる人には敬礼する気持ちもある。んで聴いてる人を莫迦にする気持ちは一切ない。だけれども自分では一切聴かない。でもそれはそれでいいんじゃないの?
ただね、ロックが好きと思われることも結構あって。「昔、ちょっとだけ音楽やってました」なんて言うと「ああ、如何にもロックバンドやってそうな感じだよね」みたいに。違う違う。アタシがやってたのはレゲエだっつーの。ま、レゲエもたいして興味ないんだけどさ。
中学生の頃にマイケル・ジャクソンに似てるって言われた話を書いたことあるけど、正直ね、似てるとはまったく思わないんです。でも、自分で、もしかしたらミック・ジャガーにはちょっと似てるかも、と思ったことはある。それもたいして似てないけどさ。
つかね、たぶんロック的なファッションをしたら似合うんだろうってのはずっと思ってて。今じゃないよ。若い頃はね。そしたらもう少しモテるかもと。
これはもう、完全に顔立ちの問題ですよ。どうもアタシのフェイスはロックが似合う。しかも若い頃は今よりももっとアグレッシブ、つまり物言いが攻撃的だったんです。その辺もロックっぽいっちゃロックっぽい。
この顔でこの物言いで、ロックに興味がないとか、冗談もたいがいにしろよレベルっつーか。
アタシが唯一ロックっぽいので好きだったのはブルーハーツだけど、ブルーハーツはリアルタイムでさえ「パンクの皮をかぶったフォーク」って言われてたしさ。
しかしさ、もうこうなったらどっちでもいいや。ロックに興味ないのはたぶん死ぬまでだろうけど、せっかくだから将来今のミック・ジャガーみたいな見た目になれたらいいな。
ま、せいぜいジャガーさん止まりだろうけど。