みなさん、<孫の手>って何売り場に置いてあるか知ってますか?
いやね、えと、5年ほど前かな(現注・と書いてますが、たぶん実際は2011年頃=2018年当時から遡れば7年ほど前)、に買った孫の手をずっと愛用していたんだけど、ここ半年くらい姿を見ない。ま、何しろ孫の手なんで外に持っていくわけもなく、なくなったと言っても部屋を引っ掻き回せば出てくるはずなんだけど、とりあえずはないわけです。
いつまでも探してても時間の無駄なので、代替品を買おうと思ったんですけどね、なかなかアタシ好みの孫の手ってのがなくて。
そもそも愛用の孫の手がどんなものかと言えば、伸び縮みするステンレス製のヤツでした。これの何が良いと言っても、とにかく、先っちょの背中に当たる箇所が鋭利なんですよ。
鋭利なんて書いたら背中を傷つけそうだけど、さすがにそこまでじゃない。傷つけない、けど竹製のヤツよりもずっと「掻きむしっている」感覚があるというか。
竹製のはね、こういうステンレス製のに比べるとヌルすぎるのです。あれに慣れてしまうと掻くというより撫でているってレベルに感じてしまう。
だから、完全に同じものでなくていいから、何とか似たようなステンレス製のヤツを探しているのですが、これが本当にどこにも置いてない。
いや、単に見た目が似てる孫の手なら置いてある店を知っている。これがイガイやイガイ、ファミレスです。
普通、孫の手を買いにファミレスに行くヤツァいないだろうけど、レジの横の、幼児用のオモチャが売っている隅っこに、たしかに孫の手があるのですよ。
アタシが愛用してたヤツよりもうちょいデザインチックで、ボーン型というか、孫の手というよりは孫の骨、みたいになっている。
しかしね、このタイプは意外と先が丸いんです。つまり鋭利ではない。つまりヌルい。
わざわざ「孫の手を買う」という目的でファミレスに行ったにもかかわらず、結局買わなかったっつーね。
こうなると方法はふたつしかない。
ひとつは「足で探す」という昭和の刑事みたいなやり方、もうひとつがサクッとネットで注文です。
検索してみたら、あまりにも簡単に希望に近い商品が見つかる。ためしに「孫の手 ステンレス製」で検索してみてください。アタシの欲しているものがわかります。
しかしね、これは悔しいのですよ。何だお前は、結局はネットに頼るのか、そんなことでは立派な刑事にはなれんぞ。刑事どころか刑事くんにもなれんぞ、つまり、こんなことではいつまで経っても「母さん!辞令だ!刑事になったよ!」って報告出来ないぞ、と言われているようなものです。(←そもそもネタがくだらないので、こんなことでも書いて繋がないとモタない)
ま、幸いにして「ひとつの商品を探し当てるために、店舗を回る」という行為自体は嫌いじゃないので、ほんの少しでも可能性がありそうな店を見つけると「孫の手探索」をしていたわけでして。
だからそれはいいんだけど、そもそも孫の手がどこの売り場に置いてあるのか、皆目見当がつかないんです。ま、健康コーナーなんていう怪しげなコーナーに置いてあるケースが比較的多いけど、絶対じゃない。比較的多いといっても5割もいかない感じです。
あとはもうバラバラ。スポーツコーナー、薬コーナー、洋服コーナー、靴コーナー、洗面コーナー、面白グッズコーナー、ナドナド。酷いところになると靴べらとかホウキの横に置いてあったりするし。長さの問題かよ。
ここまでバラバラだと、どこの店舗に行っても店内をくまなく探す羽目になる。狭い店舗ならいいけど、置いてあるニオイがプンプンするドン・キホーテなんか大抵広いですからね。しかもありそうな空気だけビンビンに出しておきながら、置いてないという。
もちろん散々探し回った挙句、残念!竹製でした!の繰り返しなわけで。
さっきの冗談はともかく、アタシがネットではなくリアル店舗で探しているのは「使い心地」を実感して買いたいからです。たいして高いものではないのでカネの無駄という話じゃなくて、無駄にゴミを増やしたくないって気持ちが強い。
孫の手の掻き心地なんて試用してみないとどうしようもないんです。だから試用出来ないネットは極力使いたくないというね。
だけれども、わざわざ店舗まで足を運んでるのに、希望のブツが置いてないのはしょうがないにしても、どこの売り場に孫の手があるのかわからないってのはどういうことなんだ、と思う。
つかこういうことを味わうたびにAmazonを思い出すんです。といってもこっちが買う側の話じゃなくて管理の話です。
Amazonの倉庫って、倉庫に運び込まれた順に並んでいるだけで「このカテゴリの商品の置き場はここ」みたいに決まっているわけではないらしい。
しかし、実は倉庫管理なんてこれで十分なんですよ。いつ、どんな商品が運び込まれたかをちゃんとデータベースで管理していれば、即座に発注のあった商品を探し出せる。むしろ類似の商品が並んでいるわけではないので、管理者(たぶんアルバイト)だって探しやすいはずです。
リアル店舗ではさすがに「商品の入荷順」に陳列するわけにはいかないだろうけど、いっそアイウエオ順で並べてくれ、と思う。商品名でアイウエオ順じゃなくてタワシならタワシで「タ」のところにある、みたいな。
もちろんタワシの横にタスキとかチークがあったりすることになるし、スポンジはスポンジで「ス」のコーナーになるけど、今の時代、そっちの方が探しやすいような気がする。
何つーか、リアル店舗もネットに劣るところで改善出来ることは改善すべきだわ。値段とかはともかく、せめて店内に入ったらネット検索するくらいの簡便さで商品が探し出せるようにならないかね。
孫の手なら「マ」コーナーに行けばある。だったらアタシも店内をアホほど探し回らなくて済むのに。
でも孫の手以外で、いったいどこのコーナーに行けばあるのかわからないもの、なんてこれはこれで思いつかんな。何かあるっけ?