四から出直し
FirstUPDATE2018.1.6
@Scribble #Scribble2018 #Android #AV 単ページ N-06D Androidタブレット 車載 充電 マグネット式USB端子

SH-08Eってな古めのAndroidタブレットを車載用に購入したって話の続きですが、今回は具体的にどんなふうにしたかを書いていこうかと。

悩んだ末「四から出直し」というエントリタイトルにしたわけなんですが、まァ最初は「イチから出直し」でいいかなとも思ったんだけどね。
でもイチからってほどイチからでもない。何しろ前機種のN-06Dの積み重ねっつーか経験もあるわけで、もちろんN-06Dの時に購入したアプリもそのまま使えるし、使い方ノウハウもそれなりに溜まっているわけです。
車載用として使うにはどのように設定しなきゃいけないかっていうね、その経験を活かした上で新機種(あくまでアタシにとって)のSH-08Eを車載用にすべくいろんなことをやったんで、ステップ4からの出発、つまり「四から出直し」が妥当なんじゃなかろうかと。
具体的にいえば、やるべきことは大まかに分けてふたつあります。

・タブレット上の(ソフトウェア的な)設定
・どのようにタブレットをクルマに設置するか

ひとつ目については、前機種のN-06Dのノウハウをそのまま活用出来ます。llamaっていう自動化アプリを駆使して、ACC電源オンでスリープ解除→音楽再生アプリ起動→再生、みたいなことです。オフの場合は当然、音楽一時停止→ホーム画面をアクティブに→画面オフ(スリープ)ということになる。ま、複数の音楽再生アプリを併用しているので、実際はもう少し細かく制御してるけど。
当たり前だけど機種毎の細かい違いはあるので微妙にカスタマイズしなきゃいけないのですが、それでも小変更で済むわけで。

問題はふたつ目です。
SH-08Eを購入する決め手のひとつが「クレードルが付属されている」ってことでした。クレードルってもう言わないのかね。ま、充電ホルダーです。カチャっとセットすると充電してくれる台とでも言えばいいのか。
タブレットを完全にクルマに固定してしまうといろいろマズいので、容易に取り外せるようにしなければ不便なんだけど、そうなると一発で取り外せるクレードルは車載用としてすこぶる便利なわけです。

クレードルを使うとケーブルが目立たないのもいい。ダッシュボード周りに大量のケーブルが這ってるなんて、やっぱ見栄えが悪いから。
しかし、クレードルの使用は早々に諦めた。どう考えても設置する場所がない。もちろんある程度は大丈夫だろみたいな目算はあったのですが、実際にやってみると思いの外上手く設置出来ない。
こうしていきなり挫折から始まりました。
この時点での目標を書いておきます。

・最初から付いてるカーナビを覆い隠すように設置したい
・出来るだけケーブルが目立たないようにしたい
・取り外しをなるべく簡素にしたい
・(当たり前だが)クルマが揺れたくらいで簡単に外れないように設置したい

さらにこれにプラスして「なるべくカネをかけない」という条件が入る。そりゃカネさえかければいくらでも見栄えを良くすることは出来るけど、だったらこんな苦労することなく、最初からもっと高性能のカーナビに買い換えるよ。
しかしこれだけのことを実現させようと思えば、ハンドメイドでクレードルを作るしかない。いや作ることはやぶさかではないんだけど、とにかくアタシは知識もなければ手先も不器用ときている。手先の器用さを求められるような仕事をやってるクセに。(現注・今はやってない)

SH-08Eの背面にはクレードル用の電源端子があるけど、ここから電源を取ろうにもどう配線していいのかがわからない。下手なことしてショートでもさせたらSH-08Eがオダブツになっちゃうし。
何とかアタシの技術と知識で、パチっとセットするだけで、ケーブル類を手動で繋ぐこともなく、使えるようなクレードルが作れないものか。
イヤホン接続はまだ何とかなる。これはBluetoothで繋げば、まァケーブルレスには、なるから。だけれども電源供給の部分はmicroUSB端子に綺麗にはめ込むようになるレベルの厳密な工作なんか出来っこないわけで。

そんな時、ふと「マグネット式」という言葉が浮かんだ。
たぶんちょっと前のMacBookにインスパイアされた製品なんだろうけど、microUSBなりlighteningなりの端子にパチっとはめ込んで、あとは磁石で簡単に取り外しが出来て充電出来るようにする、なんて製品がこの世には存在します。
実は一度だけ、2年ほど前だったかに買ったことがある。ただその時は上手く活用出来ませんでした。

そんな失敗体験がありながら、もう一度チャレンジしてみようという気になった。つか他に方法も浮かばないし。
Amazonで買って、商品が届いて、実験。んで、無事、何事もなく実験は成功した。
問題はこれをどうやって固定するかってことなんだけど、何とかマグネット式ケーブルを埋め込んだクレードルを作った。簡単な木工細工で。
木工でとなるとあまりにも不恰好になるので、一応表面の細工だけはした。粘着シート貼り付けただけだけどね。

これで一応「表面上はケーブルレス」は実現出来たわけですが、わりと簡単と思っていたBluetoothの接続が上手くいかない。つか買うべき製品を間違えた。
元々付いているカーナビにはBluetoothなんて付いてないので、AUX端子をBluetoothに変換する装置(Bluetooth受信機ですな)が必要なのですが、間違えてバッテリー内蔵型のヤツを買っちゃったんです。

バッテリー内蔵型の何がマズいといってもACC電源と連動しない。手動でBluetooth受信機をオンにしなきゃいけないのです。これでは使い勝手が悪すぎるわけで、あっさりバッテリーレスのを買い直した。ノーブランドの格安品だけど、今のところ機嫌良く動いてくれています。
最初に買った方にかんしては無駄な出費だったけど、バッテリー内蔵型のヤツはiPhone用として使うことにしました。
ま、アタシのiPhone7Plusはイヤホン端子がないので、あれば便利は便利なんでね。

贅沢を言えばキリがないけど、とりあえずこれで落ち着いた。間違えて買ったバッテリー内蔵型Bluetooth受信機を除けば、タブレット+マグネット式ケーブル+Bluetooth受信機+クレードル制作費で総額1マンちょい。たしかに痛い出費だったけど、これでほぼ思い通りのことが出来るようになったと思えば安いものです。

これ以上、となると、いよいよカーオーディオ自体を買い換えるって話になっちゃうので、これはさすがにだいぶ先の話ですわな。







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