オンラインってそーゆーイメージじゃ
FirstUPDATE2017.8.19
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思えばオンラインゲームを初めて「見た」のは2002年でした。ってことはかなり遅い。

会社の上司がファイナルファンタジーXIにハマってて、それを何度か横から眺めてた。2003年には友人もウルティマオンラインにハマり、散々話を聞かされた。
それ以降、となると、周りにやってる人もいなくなり、アタシ自身でいえば、ただの一度も、ソシャゲすら、プレイしたことがない状態が続いています。
何故そういうことになったのか。もちろんアタシがゲームから疎遠になったってのも、ある。しかしそれ以上に「そういうことじゃあ、なかったんだけど」みたいな考えが強すぎたのが原因でしょう。

上手くいえないんだけど、ネットワーク越しに他の見知らぬユーザーと一緒にプレイするってのがね、どうもしっくりこない。
やってみたら楽しいのかもしれません。いや仮に楽しく感じなくてもそれはアタシが特別だと思うし、大多数の人にとっては、楽しい遊びであるというのは理解できる。

ドラクエの大ファンとして知られた淡路恵子さんは、ドラクエがネットで繋がることに強い拒絶反応を見せたといいます。ドラクエはひとりでやるからこそ楽しいんだ、と。
ま、それも理解できる。ゲームの究極の姿は、誰がなんと言おうと「ひとり遊び」だと思うから。
だからといってネットを介するゲームすべてを否定する気にはなれない。ファミコンの時代ですらネット越しではなかったけど、ふたりプレイは当たり前だったし、対戦であろうが協力であろうが、その相手が「ネット越しの見知らぬ存在」に変わっただけだとも思うわけで。

でも、もしゲームというものでネットを活用できるなら、みたいな、自分勝手な未来像はあったんです。
それはけして対戦プレイでも協力プレイでもなかった。アタシが夢見ていたのは「共有プレイ」とでもいうのか。
もう今はゲーム用語として使われることがないワードで「コンストラクション」がありました。
コンストラクションと聞いて、パッと浮かぶのは「ロードランナー」です。

「ロードランナー」は150面という当時としては膨大なステージを用意してあることでも有名ですが、ステージを自由に作成できるエディタ=コンストラクションもついていた。わかりやすくいうなら「スーパーマリオメーカー」みたいなものです。
基本的には自分でオリジナルステージを作成して、自分で遊ぶんだけど、雑誌にオリジナルステージが掲載され、その情報を元に同じようにステージを作成し遊ぶ、ということも可能でした。
つまりコンストラクション機能があれば、無限に新しいステージで遊べるという。

コンストラクション機能がついていたのは「ロードランナー」だけではなかった。中には「ピンボールコンストラクション」なんていう、タイトルにまでその機能を謳ったゲームもあったほどです。
これらはすべてPC用ゲームです。初期のファミコンソフトもいくつかコンストラクション機能を搭載したものがありましたが(「ロードランナー」の移植版もだし、「ナッツ&ミルク」にもあった)、何故かファミコン界隈ではメジャーな機能になりませんでした。

コンストラクション機能がもっとも切望されていたのはスポーツゲームでしょう。
ま、アタシでいえば当時ハマっていた「ファミスタ」とかね、何でコンストラクション機能をつけてくれないんだよ、とずっと思っていた。そしたらいつでも最新のデータでプレイできるのに、と。
ま、そんなことをしたら新データ版が売れないからなんだろうけど、それでもいつかはそうなって欲しいと。

ファミコンでもすでに全データを書き換えられる「ベストプレープロ野球」が発売されていたし、「ファミスタ」も、いずれは新データ入りってだけでソフトを買わせるようなこともなくなるんじゃないかと。もちろんナムコ謹製の新データを追加データみたいな形で出してもいいわけだし。
(これはナムコ以外の野球ゲームで実現された。サンソフトから発売された「なんてったって!!ベースボール」はカセットにさらに小型カセットが差せる構造になっており、そこに新データが収録されたカセットを差し込む方式になっていたし、エディット機能もついていたらしい)

ネットワーク、ま、当時でいえばパソコン通信ですが、もしネットワークを使っていつでも新しいデータで遊べたら最高だ、と考えるのは当然で、その後ハードもネット環境も発達し、できるかできないかでいえばできるようになった。そしてコンストラクション機能を備えるゲームはネットワーク対応になり、アタシが望んだ「共有プレイ」が普通にできるようには、なったわけです。

しかしアタシが勝手に未来像だと思った「共有プレイ」はオマケの領域をでていない。遊びを無限に増やせる、というのはメーカーからしたら歓迎できるものではないからしょうがないのかもしれないけどさ。「スーパーマリオメーカー」だって、後続のソフトはほとんどでてないし、アタシは詳しく知らないから迂闊なことは書けないけど「マインクラフト」は、あれはちょっと違う、はず。「はず」で逃げて申し訳ないですが。

「対戦プレイ」も「協力プレイ」もいいけど「共有プレイ」もね、やっぱ、もっと力を入れて欲しいような。メーカーもあんまりケチくさいこと考えないで、好きなように遊ばせてくれよ、と思う。
もし「コンストラクション機能付きならプラス30,000円」でも、買う人は買うよ。いまだに実現できてないけど、もし「ファミスタ」に選手データ全変更あり、チーム名も球団フラッグも球場もその他諸々も全部「コンストラクション」できて、でも値段は35,000円なら、買うかどうか本気で悩むと思うんだよなぁ。(ま、今なら「The Show」なんていう素晴らしい野球ゲームがほぼ全選手のデータを書き換えられるけどね)

ま、アタシが欲しいからといって売れるってことではまったくないけど。







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