何だかんだでアタシももう40代の後半も後半ですからね。最近はこういう言葉を使わなくなってきましたが、かつて40代を指して「不惑」なんて言われたものです。

でも、たしかに、言われてみればあんまり惑わなくなってきた。と書けばカッコいいんだけど、惑わなくなったのはくだらないことだけで、肝心なことは相も変わらず惑いまくってますが。
これはくだらないことかどうか難しいのですが、どうしてもキマらないというか、しっくりこないモノがあります。
それは「枕」にかんして。枕をくだらないと言い切るのはおかしいような気がするし、何たって毎日お世話になるものだからね。睡眠ってのが人間にとって如何に重要なものかもわかっているし。でもこれが人生を左右するほどのことだとは思わないわけで。

言っておきますが、アタシは「枕が変わると眠れない」といった類の神経質な人間ではありません。どんな枕でもアタシの眠気を排除することはできない。
だからといって「枕なんて何でもいい」とまでは思えないわけで、やっぱ、せっかくなら熟睡できる枕を使いたい、とはかねがね思っている次第なのです。
良い枕を使うと翌日の疲れが違う、と健康食品のCMみたいなことを言いたいわけじゃないけど、トシのせいか疲れが翌日に残りやすくなってるのはたしかだから。
ところがどうにも、本当の意味で、この枕サイコー！目覚めが違う！我々世代は（以下略）なんて思えるものに出会ったことがない。

どんな枕が良いと思っているか、その前にアタシの寝相から書いておきます。
アタシは寝相が良い方じゃありません。昔の友人で「寝た時と同じ体勢のまま目覚める」なんていう超寝相が良い人がいましたが、実際直で見た時は衝撃を受けたくらいです。
ざっくりとアタシの寝相を表せば

・眠りに入る時→横向き。場合によっては枕と布団の間に腕を挟む
・眠りに入った後→仰向きで両手両足は開き気味
・熟睡状態→横向きで身体を丸めた状態
・起床前→眠りに入った後と同じ

こんな感じですか。こう書き出してみるとよくわかるけど、横向きと仰向きを繰り返している。つまり結構ゴロンゴロン転がっているってことになります。
こんな感じなんでね、枕選びはかなり難しいんですよ。
最近は横向き専用の枕なんてのもありますが、眠りに入る直前を重視するならそういう枕が一番いい。
ところが横向きで、かつ枕を使っているのは眠りに入る直前だけなんです。熟睡状態の時も横向きだけど、丸まっているので枕を使ってない状態ですからね。下手したら枕を足で挟んでいる時もあるくらいだし。
となると、やっぱり普通の枕？となってしまうのですが、何度も書いたようにアタシは寝つきが非常に悪い。普通の枕だと眠りに入るのが遅くなってしまいます。

素材は羽根、ソバガラ、低反発、あと最近流行りのもっちりしたヤツ。他にも籐で出来たヤツとか、本当にいろいろ試したけど、どれもこれも「ま、これで良いんじゃないの？」止まりなんです。極端に低いヤツとか、フニャフニャで異様に沈み込むヤツ（頭を乗っけたら布団面と高さが変わらないんじゃないかってくらいのがたまにある）以外なら、許せるのは許せる。
今は低反発のを使っていますが、低反発の良いところは「感触が比較的柔らかいわりに沈みこみづらい」ことです。ただし寿命が短い。わりとすぐにダメにというかペッタンコになる。するとまた枕探しの旅に出なきゃいけなくなってめんどくさい。前のが今回はまあまあ当たり、くらいの感じだと新しいのがイマイチに感じやすいし。
これ、不思議なんだけど、低反発枕って、同じメーカーの同じ製品でも硬さに微妙なばらつきがあるんですよね。うーん、低反発の特性なのか？

ま、でもね、素材や高さは何とでもなりそうなんですよ。さっき今は低反発のを使ってると書いたけど、正確には低反発ともっちりのふたつを併用（場合によっては同時使用）しているし、オーダー枕なんてのに手を出せば、まず好みの素材と高さは得ることはできるでしょう。
しかし寝相の悪さからくる形選びの難しさは、わりとどうしようもない。
でね、まだチャレンジしてないんだけど、最近「J」の形をしたのがあるんですよね。
何つーか、横向き用プラス抱き枕兼用みたいな感じなんだろうけど、これで睡眠時間の半分は快適な感じでイケそうだな、と。あとの半分も形が形だから、ゴロゴロ転がっても何か枕がついてきてくれそうだし。

何でこんなエントリを書いたかというと、J型枕を実際に使っている人、ホントのところはどう？って聞きたいだけなんだよね。試すったって店頭で頭を当ててみるだけじゃ、何にもわからないから。
アタシレベルで寝相が悪い人でJ型枕を使っている人、ぜひ感想を聞かせて欲しい。絶対オススメ！でも、意外と邪魔な感じ、とかでも何でもいいからさ。

といってもこのブログはコメント欄も閉じてるし、メアドを公開しているわけでもないんで、アタシに連絡取りようがないんだけど。

ちなみに2023年現在、いまだに枕の決定打は見つかっていません。もういいや。いや「ある」ってのが間違いなのかもしれない。んなものはないんだよ。んでみんな妥協出来るギリギリのラインを探ってるに過ぎないんだよ。もうそれでいいや。

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