2006年4月22日、この日は旧yabuniramiJAPANの実質最後の更新日でした。
翌年の7月に「ケリをつけるため」短期的に復活しましたが、事実上、熱のこもったブログへの執念はこの日のエントリで幕を閉じたわけです。
その後もしつこく復活して、いまだに続いてはいるのですが、当たり前ですが当初の情熱はすでになく、書きたい時に書いて、エントリしたい時にすればいいや、と徹底的におざなりになってしまいました。だからこそまだ続いてるのかもしれないけど。
でもそれはしょうがないよ。それだけトシをとったんだもん。
それよりも今回は、過ぎたるは及ばざるが如し、みたいなテーマで書いてみたいなと。
旧yabuniramiJAPANの更新を停止した最大の理由は、異様なほどのスパムコメントとスパムトラックバックのせいでした。
だって1日500以上、いや下手したら1000くらいくるんですよ。んなもんいちいち管理できますかっての。
結局コメントとトラックバックを認証制にしてみたものの、あまりの数の多さにログが壊れてしまった。たぶん処理しきれなくなってブログシステムが異常をきたしたのでしょう。
というのも旧yabuniramiJAPANは既存のブログサービスではなく、レンタルサーバーに無料のブログシステムを設置していたのです。
スパムコメントやトラックバックは自力で削除できたとしても、ブログシステムの処理までは修復できない。そんな知識ないもん。
そのブログシステムもすでに更新停止しており、もうどうしようもなくなって、こりゃ止める以外に方法がないなと停止してしまったのです。
さすがにもうスパムコメントやトラックバックなんてもんはないと思ってたのですが、スパムメールは相変わらずみたいでして。
アタシは普段は独自ドメインのメールアドレスを使っているのですが、どうしても携帯メールでないと受けられないサービスの時は、基本的にまったく使ってないdocomoメールを使います。(現注・@docomo.ne.jp、のことだけど、もうドコモを止めたので当然このアドレスも使ってません)
ところがこれが酷い。使ってないからチェックも数ヶ月に一度とかなのですが、見る度に数千のスパムメールがきてる。
このアドレスは誰にも教えてないんですよ。なのに、くる。
しかしdocomoももうちょっと抜本的に対策しなきゃいけないよな。こんなんじゃ携帯メールをメインで使おうなんて誰もしないよ。
それにしても、スパムって何のためにあるんでしょ?根本的にわからない。
いや、百歩譲ってスパムメールはね、知り合いかもと間違ってクリックを期待してるのかもってのはわかるけど、スパムコメントとかスパムトラックバックはもう本当に理解不能なのです。
コメント欄に「ギャルとエ○チできる!」とか書いてあって、アドレスを張ってあって、それ、クリックするか?エントリとぜんぜん関係ないのに。
わからないのは、こんなスパムを撒き散らしてる業者が儲かってるのかってことなんです。たぶんスクリプトかなんかで一斉送信してるんだろうけど、本当にペイできてんの?と思う。まァ大半が詐欺サイトで、アクセスするだけで「10万円請求します」みたいな表示が出て、それに騙されて振り込む人もいるんだろうけど、それでもペイできるとは思えない。たいした金額でないわりにリスクも高いし。
アタシはその手のプロじゃないからトンチンカンなことを言ってるのかもしれないけど、詐欺ってのはブームになったら一気に引っかかる率が減ると思うんですよ。
スパムにしろオレオレ詐欺にしろね、あれだけ大々的に取り上げられるってのは、マイナスにこそなれプラスには絶対にならないと思う。
たとえば有名な「M資金詐欺」ってのがありますが(説明メンドいから「M資金」で検索してください)、あれだって盛り上がりかけたら、またあえて下火にして寝かせたりするでしょ。
スパムにしろオレオレ詐欺にしろ「寝かせ」ないってことは、プロっつーか組織的なもんじゃなくて大半が素人なんだろうなと思うわけで。
これも推測でしかないけど、詐欺界にも「悪貨が良貨を駆逐する」理論がありそうな気がする。質の悪い詐欺が横行すると、詐欺全体のレベルが低下する、みたいな。
あ、それって、もしかしたら良いことなのかもね。普通の人が騙されにくい状況になってるってことだから。
ということは、スパムの氾濫は一般市民にとったらプラスなのか?そんな馬鹿な。