愛車日記
FirstUPDATE2015.7.29
@Scribble #Scribble2015 #クルマ #日記 #旅 単ページ 故障 ホンダ センサーASSY

こういうエントリが成立するのが、もう全然わからないんだけどね。

◯月×日
昨年末に車検を通して、税金も5月末に払い込み、これで我が愛車は、法律上はあと1年は問題なく乗れるってことになった。
しかしもうすぐ15万キロ。さすがにいろいろくたびれてくる頃で、これからはより大事に乗ろうと思う。

◯月×日
どうもクルマの調子が悪い。突然エンジンが吹き上がらなくなる。かと思えばまた快調に走り出したりする。一度検査に出した方が良さそうだな。

◯月×日
有料道路に入った途端、回転数が不安定になり、こりゃヤバいと有料道路を出て信号で止まったらエンジン停止。いくらやってもエンジンがかからない。
しょうがないのでロードサービスを呼びレッカー移動。車検の時に世話になった修理工場まで運ぶ。
エンジンのトラブル、そして走行距離を考えると廃車やむなしか。嗚呼。

◯月×日
クルマ引き取り。しかしいくら調べても悪いところが見つからない、とのこと。むしろエンジンはすこぶる快調らしい。
廃車は免れたが、結局はどこも修理してないわけで、気持ち悪いこと甚だしい。

◯月×日
とにかく近距離に限定して乗ってみる。たしかに不具合は見られない。どういうことだ。

◯月×日
大阪で仕事があるので、愛車で行くことにする。
大荷物、いや手で運ぶのは絶対に不可能な量なのでクルマで行くしかないのだけど、レンタカーではまったくコストが合わなくなる。
怖いっちゃ怖いけど、一応テスト走行でも問題なかったわけだし、なんとかなりそうな気もする。
(注・この仕事が決まったのは、クルマの調子が悪くなるはるか前だった由)

◯月×日
大阪に出発。厚木インターから東名に入る。
怖いので、なるべく回転数を上げないようにして、執拗に休憩を挟みながら、なんとか大阪市内へ到着。
ところが市内へ入った途端、おかしくなる。慌てて休憩。休憩を挟むとまた走れるようになる。
これを10回くらい繰り返し(距離にして20km程度だ)、なんとか目的地周辺まで来る。
ところが目的地まであと数百mのところで完全停止。道路の真ん中だったので申し訳ないと思いながらそこでしばらく停止して、20分ほどでエンジンがかかるようになったので、なんとかかんとか目的地にたどり着く。

◯月×日
大阪の目的地から神戸の実家へ。意外にもすこぶる順調。とはいえトラブルが怖いので一切寄り道せずに帰る。

◯月×日
さすがにこんな調子で関東に帰るのは怖すぎるので、修理に出すことにする。
我が愛車はホンダのZという、とうの昔に廃番になった車種である。
このクルマ、とんでもない特徴があって、軽のRVなのにミッドシップエンジンなのである。つまりボンネットでも、セダンならトランクがある位置でもなく、後部座席の足元の下にエンジンがある。これが非常にメンテナンスがしづらいらしい。
たしかに乗ってて楽しいこと無類だが、なんでホンダはこんなクルマを作ったのか、ちょっと理解に苦しむ。ま、理解に苦しむ発想ってのがホンダらしくていいんだけど。
今回のトラブルも、この特殊な構造のせいともいえなくもない。
ただ度重なるトラブルのおかげでわかったこともある。エンジントラブルが起きる、ある種の法則がわかったのだ。

・昼日中の炎天下の中を走行中に起こる。逆にいえば夜は快調に走る

・渋滞に巻き込まれた後におかしくなる。炎天下でも渋滞がなければ問題なかったりする

ちなみに一度目の修理から戻ってきて関西に行くまでのテスト走行は、ほぼ夜間だった。そりゃ不具合は出ないわな。
これはエンジンというよりラジエーター関係の不調なのかな、と思ったりもしたが、どうもラジエーターの不調時と不具合の感じが違うらしい。
他、電子制御関係なども調べたが不具合はなし。
んで、あらためていろいろ調べてもらったが、どうもひとつだけ怪しい箇所がある、という。
ただし部品がないのですぐには無理だといわれた。
しかし旅先で修理に出す羽目になるとは。

◯月×日
夕方に修理完了。思ったより安かった。
まず軽く怪しかった、パッキンの劣化でスパークプラグにオイルがかかって点火しなくなるっての。当然パッキン交換。
そして一番怪しいらしい、センサーASSYって部品。説明を受けたがクルマに詳しくないのでよくわからなかったが、とにかくここが故障したら、我が愛車のような症状になるらしい。
やはり症状が出てる時に修理に出さないと完全な修理は無理だと。と同時に症状的に(なにしろレッカーで運ぶまでの間でさえ症状が治まるのだ)それは不可能ですね、とも言われる。

受け取りから2時間も経たずに関東へ出発。
やはりトラウマはあるんだけど、怖がっててもしょうがない、と腹を決めて、極力「いつのも感じで」運転すべく心がける。修理はしたんだから。
ま、そうはいっても90キロ以上は絶対出さないようにしたけど。
8時間後、無事に自宅に到着。以前のような症状は一切なかったが、何しろ走ったのは「法則」から外れる夜中だ。当然渋滞もないし。
だから絶対安心、もう大丈夫、とは言い切れない。
しかし一応修理はしたんだし、何とか年内までもってほしい。もちろん出来るならずっと。

たしかに、もう、いろいろボロくなってる。それでも愛車に乗りたいってのは、やっぱ、このクルマが好きだからね。







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