鳥谷の決断
FirstUPDATE2014.11.29
@Scribble #Scribble2014 #プロ野球2014年 単ページ 鳥谷敬 阪神タイガース メジャー挑戦断念

簡単に。本当はブログにするまでもないんだけど。

別によく考えるまでもなく、鳥谷の決断は非常にわかりやすいです。つまり「レギュラーとして」メジャーに行きたい。それだけ。
これをハングリー精神がないとかいう人がいるけど、違う。いや、そもそもハングリー精神がないとダメなのか?そこがね。どうもわからない。
そもそも「マイナーからでも這い上がって」と思ってるなら、海外FAが取得できた年に宣言してる。若ければ若い方が良いのだから、これは当たり前。まして「阪神から出たがっている」など笑止千万。ならずっと前に国内FAしてるよ。
鳥谷はメジャーを目指す条件として

・チームが優勝する
・見栄えのする成績を残す

このふたつを命題にしていたはずです。
ま、優勝は出来なかったけど日本シリーズには行けたし、自己最高打率を残したことで成績も見栄えがするものになった。
年齢を考えても、もしメジャーを目指すなら今年しかない、となるのも自然です。

鳥谷はネットではロボット扱いされているけど、かなり感情的ですよね。少なくとも自分勝手な選手じゃない。まあそこは歯痒さと表裏一体なんだけどね。中心選手なんだから時には身勝手なプレーしてくれよ、なんて時もあったし。
とにかくチーム優先の選手だった。だから自分の都合で「マイナーからでいいからメジャーを目指す」なんてことはしなかった。
となると、それでもメジャーに行きたければ、先に挙げたふたつの条件をクリアするしかない。
そんな考えで動いているわけだから、そりゃメジャー契約を条件に挙げるのは当然で、レギュラー保証とまではいかなくてもレギュラー候補扱いでの契約を望むのも、これまた当然です。

これはファンの立場を考えてもそうで、マイナー契約の悲惨さは、もう身に染みているからね。やっぱり行くからにはメジャー契約で、レギュラーとまではいかなくても最低でも今年のイチローくらいの感じで試合に出て欲しい。それくらいやれたなら、まあファンも納得します。
でもマイナー契約で、当然ほとんどメジャーに上がれず、となったら、ファン心理からすれば「何のためにアメリカ行ってん!そんなんやったら阪神残ってくれたらよかったのに」となるのも、これも当たり前です。

何もマイナーから這い上がる姿を見たくないわけじゃない。たぶん鳥谷も嫌じゃないはずです。
しかしそれは誰も得をしない。変な言い方ですが、鳥谷自身の自己満足にすらならない。
だったらメジャー契約が取れて、レギュラー候補扱いの契約が取れるように頑張るしかない。まあ鳥谷が頑張ることじゃないけど。
ダメだったとしても、別にカッコ悪くも情けなくもない。始めから難しい条件付きなんだから。

簡単に、と書いたわりには長くなってしまった。メンゴ。







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