SIMロックフリーをキャリアに強制して意味があるのか
FirstUPDATE2014.9.14
@Scribble #Scribble2014 #モバイル #インターネット #スマホ 単ページ SIM プリペイドSIM 海外ローミング

iPhone6発売記念じゃないけど、今日から立て続けにiPhone関連のテキストをエントリします。つかその手のテキストが溜まってるんで、iPhone6にかこつけて更新しようかと。

さて、あえて以下の記事と同じタイトルにさせてもらいました。あえてね。(現注・リンク生きなのでリンクを貼っておきます)


ここ数年海外に行くことが多いって話は自分でも飽き飽きしてますが、事実そうなわけでして、頻繁に海外を訪れる機会があるなら、そりゃSIMロックフリーの方がいいに決まってる。
しかしね、SIMロックフリーが本当に便利なのかといえば、違う。SIMロック端末より「マシ」なだけです。
いくら慣れたからといって、SIMの入れ換えなんか本当はやりたくない。アタシは日本ではドコモSIMですが、SIMを入れ換えるということは、普段日本で使ってるドコモSIMをちゃんと保管しておかなきゃいけない。海外に行くとパスポートやらなんやら絶対紛失厳禁のものが増えるのに、これは面倒くさい。

ましてやnamoSIMなんかめちゃくちゃ小さいですからね。ちょっと油断するとどこにいったかわからなくなる。
それにSIMを入れ換えると日本の電話番号では着信できない。もちろん転送って手はあるけど、通話料の問題があるし、こっちからの発信は相手には見知らぬ番号で通知される。
先の記事にもありますが、そんなこんなを考えても、海外ローミングなんて金額が無茶苦茶すぎて絶対利用したくない。
そもそもSIMの入れ換えなんか、端末を買い換えた時に一度やれば済むことだと。それをあまりにも利用料金に差があるから「しかたなく」やってる。

だから結局「SIMロックフリー端末を使う」というのは「馬鹿にしてるとしか思えない海外ローミング利用料の回避」、言い換えれば「妥協の産物」だといっていいと思うのですね。(余談ですが、アタシはけして「日本の通信料が高い」とは思ってません。某巨大掲示板で「暴利を貪る」なんていってる輩、一回海外行ってみろよ。むしろ品質を考えると安いレベルだから)
日本ではいよいよMVNOが活発になってきましたが、実際アタシもMVNOのSIMを一枚持っている。アタシのはデータ通信専用ですが、音声通話可能SIMも各社から出始めています。

そこでね、法律的にどうなのかはわからないのですが、ワールドSIMみたいなのを扱うキャリアが出てこないかな、と思うわけです。
いや日本ではないんだけど、海外ではある。つか正確にはイギリスにはありました。
アタシは使ったことないけど、その一枚があればかなりの国で使える。たしか料金も馬鹿高ではなかったはずで、少なくとも日本のキャリアの海外ローミングよりは圧倒的に安かったと思います。ただし日本は含まれていませんでした。
どこの国で使おうが同一料金てのは非常に安心できるってのは、本当にいい。

これが出来れば支払いに無駄がなくなるのもいい。
たとえば海外に行って2GB使えるプリペイドSIMを買うでしょ。それで足りなければチャージするなり買い足すなりしなきゃいけない。
つまり帰国まであと一日でも、まったく使えないのが困るなら、絶対2GB使い切れないとわかっててもお金を払わなきゃいけなくなる。向こうは「低速になるけど使える」とかなくて、問答無用で通信できなくなるからね。

でもワールドSIMならどこの国で使おうとパケット使用量は合算だろうから、使い切れずに無駄なことをしたってことがなくなる。
当然手続きも日本で、これまた当然日本語で行えるし、電話の問題もSIMの入れ換えも発生しない。いいことづくめです。
ちょっとくらい高くてもいいよ。今MVNOの音声通話付きSIMは1~3GBのデータ通信が付いて月2000円前後が相場だけど、これが6000円になっても全然構わない。通話料も多少割高でもしょうがない。それでやっと主要キャリアと同じくらい、いやむしろそれでもまだ安いくらいか。

もちろんそのワールドSIMが使えるのはSIMロックフリー端末だけ、なんだろうから(ドコモ回線使用のMVNOなら使えるかもしれないけど)、結局SIMロックフリー端末がいるかいらないかって話になったら、いるってことになるんだけどね。







Copyright © 2003 yabunira. All rights reserved.