危うい関西弁
FirstUPDATE2014.5.26
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なんだかんだといいながら、関東に住んだ年数が関西に住んだ年数に近づいてきて、いやそれでも幼少期に過ごしたんだから関西弁の色は濃いんだけど、いろいろ怪しくなってきました。

以前友人に「あなたが関西弁以外を喋るのが想像がつかない」といわれたことがあって、いや、その友人に限らず関西出身の人と喋る時は今でも関西弁だし、実家に帰ると関西弁です。しかしそれ以外は標準語になってる。
実際にはかなり怪しい標準語だと思うんですよ。たぶん時折関西弁のイントネーションが顔を出してると思うし。それでも突然話しかけられると、ほぼ無意識に標準語っぽい感じになってしまう。
それでも実家だったり、周りがすべて関西弁話者なら問題ない。問題なのは関西弁話者と、標準語に限らず関西弁以外の人が入り混じった場です。しかもここんところ、相変わらずほとんど喋れないとはいえ英語で話すこともままある。
もうこうなると、自分でも何を喋っているのかわからなくなる。軽いパニック状態といってもいい。「英語」「標準語」「関西弁」が頭の中に渦巻いてグチャグチャになるのです。
即座にパッパッと切り替えられればいいんだけど、無理だよそんなん。英語や標準語はさっき書いた通り相当怪しいし、染色されて関西弁まで怪しくなってるのにさ。ただでさえ不器用な上、もともとバイリンガル要素が皆無なんだから、全部を自然にやろうとすると余計不自然になるのは、もうしょうがない。

となると切り捨てる必要が出てくる。英語はいくら喋れなくても仕事上切り捨てるわけにはいかないし、どっちも日本語であることを考えれば標準語か関西弁のどちらかを切り捨てるしかない。
今後のことを考えるなら、切り捨てるべきなのは関西弁しかないのです。親もいつまでも生きてるわけじゃないし、そうなると関西弁を話す相手もいなくなっていく。友人には「すまん、頭がグチャグチャになるんで、これから標準語でいくわ」と説明すればいいだけだし。
それにね、あんたも基本関西弁話者なのに何いってんだって話ですが、ここ数年関西弁がウザくてしょうがない。特に関西弁話者の女性は即座に恋愛対象から外れるくらい苦手です。(てな話をぐじぐじ書いたエントリはボツにしました。まあ一種の近親憎悪です)
ま、必要不必要もですが、好き嫌いでいっても一番の切り捨て対象なのが関西弁なわけで。

でも一番消そうと思っても消えないのも関西弁なわけで、ここにきて改めて「関西弁の強さ」を思い知らされるわけです。
それに上手く使えば関西弁は程良い武器になると思うんです。ツッコミとかも、まあそうですが、ややこしいのに絡まれた時に関西弁はわりと役に立つ。
おとなしく聞いてたらどんどん図に乗ってくるおかしな方がおられるでしょ。もちろん赤の他人で。
それまで標準語で受け答えしてて、突然「オノレ、さっきから何グチャグチャいうとるんや。ええ加減にさらせよ。ああ、さよか。ほんなら一緒にオジキんとこ行こか、な」と優しくなだめると、まあ大抵退散なさいますしね。

本当はそういう関西弁の使い方が一番嫌いなんだけどねえ。







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