フォント探しの旅
FirstUPDATE2014.5.25
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DTPのオペレーターとデザイナーの違いは「フォント探し」があるかないかの違いだといっていいと思います。

オペレーターの場合「本文は新ゴR、あ、プロポーショナルの方使ってね(はぁと)」みたいに細かい指示が来る。でもデザイナーはそうもいかないわけで。
ロゴ作成の時なんかも、お金をいっぱい貰える場合は「一から文字を起こす」なんてことをすることもあるけど、あくまでそれは最終手段。普通は「商用使用可、改変オッケー」のフォントを使ってガシガシ弄ることになる。となると元になるフォントがいるわけで、それを探すハメに相成る、というね、ええ。

まずはインストールされているフォントから候補を探すのですが、これが結構メンドい。どのバージョンからかは忘れましたが、今のIllustrator(アドビのやつね)はフォント見本みたいなのが出てくるのでまだ探しやすくはなったけど、それでもね、たとえば「ABC」なんて文字をロゴ化しようと思ったら、そのフォントにしたらどんな風に見えるのかいちいち試さなきゃいけない。
いやそれでも良き候補がインストールされている場合はまだいい。問題はそれっぽいのがインストールされてない場合です。
となるとネットで検索しなきゃいけないんだけど、まず検索自体がしづらい。フォントに特化した検索なんてないし。
また実際に表示させるまでどんなフォントがイメージが掴めないからどんどんwebページを開く必要がある。

んでやっと「これ!」ってのを見つけてロゴ化したはいいものの、利用規約をよく読んだら「ゲ!商用可だけど改変NGじゃん!!」なんてことになったりする。
そうなるとしかたがない。せっかく作ったヤツを廃棄して、またフォント探しの旅に出ることになるわけです。
結局ロゴ作成の時間よりフォント探しの旅をしてる方がはるかに長かったりするわけで。

フリーで仕事やってます、なんていうと、すぐ「友人価格でやってよ」なんて人が出てくる。もう幾度そんなことをいわれたか忘れるくらい、いわれ続けました。
もちろんフリーでやってる人や、きちんと仕事をしてる人はこんな馬鹿なことはいいません。いってくるのは大抵社会経験が少ない人です。
そっちから頼んでおいて、なんでマケなきゃいけないんだって話です。コイツからは金を取りにくいな、と思ったら、こっちからタダでやってあげるよ、といいますよ。そういわれない時点でマケるつもりなんてさらさらないって悟れよ。
特に「ロゴなんて小さいもんなんだからちゃっちゃと作れるでしょ?安く、出来ればタダでやってよ」なんて馬鹿なことをデザイナーに頼むヤツは友達でも何でもねぇや。来世でペコペコバッタにでもなりやがれ、バカタレが。

じゃせめて商用も改変も可のフォントを探してきて、これを使って作ってよくらいいえよ。それはデザイナーじゃなくても、つかソフト使えなくても出来るだろ。
そこまでお膳立てするってなったら、はじめて友人価格ってのを考えてやるからさ。







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