ジッタリンジンの悪夢
FirstUPDATE2014.5.20
@Scribble #Scribble2014 #音楽 #1990年代 単ページ ジッタリンジン 悪夢感

前にTwitterで「歌謡曲は耳に残ってナンボ」みたいなことを書いたけど、その極北がジッタリンジンじゃないかと思うわけです。

ネットで調べてみると今も現役みたいで、でもアタシは初期の頃しか知らない。コンサートにも行ったことないし。
でも「パンチアウト」ってアルバムだけはレコードが擦り切れるほど聴いた。(レコードじゃないけどさ)
「プレゼント」にしろ「にちようび」にしろ「夏祭り」にしろ、気持ち悪くなるくらい耳に残る楽曲ばかりで、何がいいとか全然わからない。つか冷静に考えれば別段何も良くない。ただひたすら「耳にこびりつく感覚」だけなのですね、アタシ的には。
だからずっと聴いてると、ちょっと頭がおかしくなる。良くいえばトリップ感覚というか。といっても良い意味でのトリップ感覚じゃなくて、どっちかってぇと悪夢に近い。

「パンチアウト」に入ってる「Don't let me down」はあの名曲の同名異曲だけど、「Don't let me down」と聞いて咄嗟にどっちを思い出すかっていうと、ジッタリンジンの方なんですよ。安っぽさでいえば圧倒的にジッタリンジンの方が安っぽい。でも「♪ ド ンレッミーダーン」となれば続くのは「♪ こんーな日はー」になってしまう。これは凄いことなんじゃないかと。
あからさまにフ○ラチオを連想させる「くわえたばこのブルース」も強烈に耳に残る曲で、つい口ずさむ魔力がある。つか最後に聴いてから20年以上経ってるのに、未だに歌えるってのはかなり薄気味悪い。
「今の歌謡曲に足りないのは」と問われれば「ジッタリンジン要素が足りない」となってしまうんじゃないかと。

ま、Twitterに書いた通り、きゃりーぱみゅぱみゅはそんな感じのことやってんだけど、あれは良いトラップ感覚だから「悪夢」ジッタリンジンとはちょっと違うんだけどね。







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